読み進めていく中で、登場人物達の駆け引きや成長、絆の深まりも有って続きの展開が待ち遠しくなります
登場人物達の感情や性格がうまく表現されていて、ストーリーに感情移入でき登場人物達を応援したくなります
伏線と回収もうまく入っていて、テンポよく進み読んでて展開が楽しみになります
書籍化やアニメ化されたらきっと面白い作品になると思います
その理由として、
魔王の推し活が、
良い塩梅にメインとサブの話になって、サブの話がメインストーリーの展開に大きな影響を与えてる感じに仕上がっててテンポよく進んでくのと、それぞれのキャラが思う事の違いだったりが時間経過と共に解き明かされていったり、事件の後から真相がうまく語られるところです
きっと、ストーリーにワクワク出来ると思います
私はこういう小説好きです。人間が「絶対善」で、魔族が「絶対悪」という物語、あんまり好きじゃないんですよ。実社会で、私はいつも「絶対悪」側にされる人間なので、、、
って、本題はそこじゃなくて、この小説は「魔族」が「絶対悪」ではないことを思い出させてくれる物語です。人が集まれば「社会」があるように、魔族があつまれば「社会」ができるわけで、この物語は、そんな当たり前の「魔族」の日常を描いています。
ただ「会社勤め」の人からしたら、「脚色」が多すぎるって感じるかもしれませんが、コメディです。「魔族」だから「許される」ブラックジョークなのです。そういう視点で見れば「面白い」と思います。
ちょっとだけ「中間管理職トネガワ」に似てるかなと思いますが、浪花節も結構利いてて、結構私は好きです。鬱々とした気分を抱えている人、是非これを読んで心をリフレッシュさせてくださいね!
魔界には恐ろしくて強い魔族がいるわけですが、彼らにも社会と組織があるわけですね。
そんな環境に、魔族としては常識人の主人公がいます。彼は中間管理職ゆえに、同僚・部下・上司に振り回されるわけですが、このちょっと過酷で笑えそうで笑えないギリギリの日常(?)を楽しむ物語です。
たしかに彼にとっては日常なんですが、我々人類にとっては命がいくつあっても足りない環境なので、ハードな笑いが提供されます。
いやこれ笑っていいんだろうか、みたいなブラックジョークもあるため、主人公の心労は察するところがあります。
ちなみにこの世界の魔界とは、我々現代人の地球と同じ時間軸にあるため、空間を飛び越えてしまえば、普通に秋葉原とかで文化を楽しむことができます。
魔王がゲーミングPC持っているとか、地下アイドルの追っかけをしているとか、なんでもありです。
ですが、ギャグ一辺倒ではなく、ちょっとした浪花節もあったり、魔族のバトルもあったりするので、まるで塩コショウを追加するみたいに物語の変化を楽しむことができます。
中間管理職の大変さを知っている人たちや、やや毒のあるギャグを見たい人たちは、ぜひこの物語を手に取ってみてください。