「ではないと思う」を含む小説

夏――。 酷暑の度合いも増しているってのに、家で預かった甥っ子の智也が、懲りもせずに曾祖父さんの日記を引っ張り出した。気まぐれを起こして、良い兄貴といてそのレシピの再現を手伝って…

昔の人はこんなことを言ったらしい 「死んだあとでも生き続けたい」 いや、そういう意味ではないと思うんだが！？ ある日、事故によって命を落とした主人公は、気付くと新たな命として…

二十二 彦一は21という数字が苦手だった。 20から溢れた1という数字が、自分の事のように思えて仕方がないのだ。 そして、その1という数字が、余分なものに思えて仕方がないのだ。 …

家族と仕事、全てを失った主人公。 雨の匂いに子供の頃を思い出し、記憶の場所へ向かった。 子供の頃、不思議な女の子に出会った場所。 その場所で主人公が見たものは……。

　俺には好きな人がいる。知的で、それなのにそれを驕るような態度は取らない人だ。というか多分、それしか魅力がないと思う。 　何故か俺にだけは高圧的なのが気になるところだが、それでも…

「詩は神秘でも象徴でも何でも無い。詩はただ病める魂の所有者と孤独者との寂しい慰めである。」と君は云ふ。――――萩原朔太郎「月に吠える」 　記憶ほど信用できないものはない、と思う…

現実世界だけのお話しという企画があったので応募させてもらいました。 文字通りファンタジー要素のないお話し。 ファンタジーが流行るのも無理ないと思うけど、私はやっぱりこういうもの描…

天城冬馬（あまぎとうま）は同じクラスの間冬亜夜香（まとうあやか）に恋している。世間はクリスマスに浮き足立つ中、果たして冬馬の恋の行方は？　 これは大人気バンドBack numb…

我が家に子猫が追加されました。 先住猫の様子が、どうにも悪役令嬢のそれに見えて仕方がない……。 そう思うと、やっぱり悪役令嬢って可愛いよね～。 シャーーーーーッに副音声を付け…

【５分で読書短編小説コンテスト　応募作品】 「いっしょにいこう」 トキ色の空の下。 主人公は急いで帰路についていく。 薄暗い小道。 閑散とした無人駅。 背中に感じる不気…

”あいつ”と出会ったあの夏の、俺が体験したことを物語形式で書いていくよ。 信じらんないと思うかもしれないけど、俺だって最初は信じられなかった。 でも、あいつと過ごした日々は絶対に…

時間がないと思うことありますよね。自分自身もよくあります。この話は時間というものをもし買えたなら…という思いでつくりました。

＞若い頃、「世界を全て敵にしてもお前を守る」とかまじで言っていたもんだ、、若かったなー F22からのミサイル攻撃や試作品らしきUFOらしきものに追われながら、ひょいひょいとから…

つまるところ、異常も正常もないと思うんですよね。 ※特定の人、団体、議員、政治思想を揶揄する事を目的とした作品ではありません。 ※精神疾患や障害者の否定を目的にした作品ではあり…

思い出は美しい。だんだんとぼやけていく記憶の中で、君は笑っている。 個人差はあれど、大切な記憶も、残酷なほどにあっさりと脳から零れ落ちていくものだと、最近になって気づいた。覚えて…

目が覚めたら芋虫だった。いくら徳を積んでいない僕だとしてもそれはないと思う。とくに異世界とかに行ったりもしない。ひどい。 他、薄暗い短編集 ※なろう同時掲載