「王子 姉妹」を含む小説

あるところに貧乏で美しい三姉妹がおりました。 長女と次女は美しさを鼻にかけ、末の妹だけは物静かな娘でした。 ある日、三姉妹の家に王子さまが訪ね、ペンダントを持った娘と結婚する…

王子フリードリヒは、生母の身分の低さから王宮で居場所を失っていた。実の父である王からも捨て置かれた彼は、市井の人々や下働きの者に混じり、兄弟姉妹から邪険にされながらもたくましく生…

イザベラとソニアの姉妹は、歌とお芝居をこよなく愛し、機会あるごとに劇場へ足を運んでいた。そこで、未来を視る不思議な力を持つソニアは、たまたま忍び込んだ楽屋で、大好きな歌手と遭遇す…

以前書いた「ミステリの作法を知らない探偵」を短編で少し書いてみたくなりました。

ガリア帝国第一王子のコンラッドは、隣国の美しい王女姉妹、ミズカと二コルに出会う。 彼には許嫁の従妹エルザが居たが、亡き母によく似たミズカに心惹かれてしまう。 クレム帝国の脅威が迫…

「アルファポリス」「小説家になろう」にも投稿しています。 アロン大公国は、豊かで平和な国にだった。 オーラン帝国に属してはいたが、勇猛果敢な騎士団を持ち、半ば独立した国だった。 …

ノア・スチュアードは美しい公爵令嬢。王子から一人の少女に悪質ないじめをしたとして処刑されてしまう。だが、それは濡れ衣だった... ノアの妹ステラはあこがれであり大切な存在である姉…

コルベール伯爵家の双子の姉妹は嫁入りをする。片方は人間の王子様と愛に溢れた結婚を、片方は魔族に生け贄として捧げられる。 容姿も声も、何もかもが姉と同じだった双子の妹ソフィは、生…

公爵家長女エマ。15歳の時に母を亡くした。貴族は一年喪に服さないといけない。喪が明けた日、父が愛人と娘を連れてやって来た。新しい母親は平民。一緒に連れて来た子供は一歳違いの妹。名…

非公式ながら古くから連綿と続いてきた『姉妹制度』が存在する、由緒あるとあるお嬢様学校に通う、クールで秀才な先輩であり『姉』の・七瀬(ななせ)すばると、生意気で快活な彼女の後輩であ…

これは―――童話・『シンデレラ』のもうひとつの物語。童話として語られなかった、もうひとつの物語。 母親に嫌われ、義理の姉たちにも嫌われ、家で召し使いのように働いていたシ…

王子様はなぜ姉妹の《姉》を選んだのだろう。同じ日に出会い、同じように時を過ごしたのに。たしかに姉は素敵な人だ。――だけど、妹の私だって王子様を好きだったのに。 童話「ゆきしろと…