「昔話昔話」を含む小説

きび団子を食べて知性を得た猿の話です。

扉を開けたら、そこにいたのは妻ではなく鶴だった……。

幼い時の記憶なので自信はありませんが、かつて私の家にはトリさんがいました。 「日願ノ國ノ鬼退治」の本編で書くほどではないこぼれ話的な何か。 ・・・・・・ーーーー・・・…

いつもお地蔵様に元気に挨拶にくる若者。 ある日、体調がすぐれない様子でやってきました。 フラフラと足取りもおぼつかない状態で帰る若者の願いを叶えてあげようと、お地蔵様は動き出しま…

「姿を見られたからには去らなくてはいけません」 と去っていった鶴が「やっぱりやりっ放しは嫌です」と帰ってきた。

「とりつくしまもない」などと申します。 そんな言葉の由来となった物語です。 KAC20246「トリあえず」応募作品です。

小さな鳥の子ども、トリは、森の外の世界に全く興味がありませんでした。他の子供たちは空を飛んで街に行くことを自慢しますが、体が小さく飛ぶのが怖いトリは、いつも大樹の飛び込み台から逃…

※この文章には若干の性描写がございますが、エロ要素は一切ございません。しかし、とても下品です。 これこそ本物の黒歴史…私の第１位の黒歴史である。 心臓が弱い方はあらかじめ心臓を…

【KAC2024 5】 お題『はなさないで』

お題 「はなさないで」

インドの昔話のアレンジ童話です。 マンゴー好きの王様。 デザートで出された、産地が不明のマンゴーがとても美味しかったので、そのマンゴーがどこで取れるのか調べるように命じました。 …

KAC2024第四回お題『ささくれ』参加作品。 就寝前のひととき、熱帯妖精が女神官へ身の上話をねだる。 語りだす女神官だったが、そのささくれた過去は結構重くて……。

それはいつの頃か。 とある大店の主人に引き取られた少女。 だが主人はすぐに亡くなり、奥方が店を仕切っていた。 そこから少女は辛い思いを……だが。

七夕の物語

気づくと３年が経過していたらしい。 ある出来事がきっかけで、とある城で過ごした夢のような３日間の代償と、持たされた小さな黒い箱の中身とは。

　有名な昔話である『雀の恩返し』 　その隣村に住むあるお婆さんが傷ついた子雀を拾いました。お婆さんは一生懸命子雀のお世話をしますが、子雀が全快したその時、想定外のことが起こります…

鬼ヶ島へ向かう途中で道に迷った桃太郎が、日本昔ばなしのネタバレ本を見ながら旅をする話。ヒロインはもふもふイヌ耳獣人娘です。 故郷の村が鬼に襲われ、奪われた宝を取り戻しに鬼ヶ島へ…