僕はこちらの物語を拝読させて頂き、久しぶりに感覚で読むと言う事を考えました。
どんな物語でもストーリーが存在して、起承転結という形で理解を促すものですが、時として形態を超えて強く感覚に訴える物語というモノが存在致します。多くの物語は理解と感覚の狭間で、「何か」を訴えかけていると思いますが、感覚を重視して構成されるとこの様な形になるのではと思います。
こちらの物語を僕はそういう風に読ませて頂きました。
すごく極端で誤解を招いてしまう表現を用いるのならば、詩的であるのです。
叙情的な語りで紡がれる物語はふわふわと揺らぎながら、感情そのものを穏やかに漂わせ、読み手側に一定の感覚を与え続けます。それが何かはお読み頂き感じて頂くのが良いかと思うので、ここに記す様な無粋は行いません。
ただ、僕はこの物語が好きです。
拝読し終りそう感じました。
お勧め致します。
例えば絵画を書き上げるのは技術的な理屈を抜きにしては不可能ですが、絵画を見ると言う事は理屈を超えた世界を深く捉える事です。頭でなく心で読まれる事を僕はお勧めさせて頂きます。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)