「学生 文芸」を含む小説

地球平面説協会の一員として球体説信者たちの巨大な陰謀と戦う「私」は経済的な必要性から種をまくアルバイトを始める。 別名義で筑波学生文芸賞佳作をいただいた作品です。この作品はフ…

自主企画のお題である「指定されたセリフ」を相手にバレないように使い切ろうとする部長とそれに知らずに付き合わされる後輩の会話は無事にお題を達成できるのか？

　大学二回生の生島昂輝は、大学生活を謳歌していた。 　飲みサーと言われるテニスサークルで生島は日々飲み、遊びに明け暮れていた。夢を追って努力する人間を見下し、蔑み、軽んじてきた。…

　わたしたちが買っては使い、やがては捨てていくものたち。モノがあふれた時代だからこそ、時には道具の声に耳を傾けてみませんか。 　愛用した品は、貴方のことを愛してくれているかもしれ…

学生の頃から付き合っている彼女、花江栞梨(はなえしおり)は大の酒好きだ。僕なりに考えた素敵なお酒をプレゼントをするのが毎年の楽しみだった。 ところが、どういうわけか今年はそれを受…

10000PV突破！ 多くの方にご愛読いただき本当にありがとうございます！ ＊＊＊ 正義のヒーローが好きだった。 今は、正義のヒーローなんて大嫌いだ。 反吐が出るほど、大…

かつて、ピアノをしていた音無優翔。音楽は楽しめればそれでいいと幼い頃は思っていた。指の動きは天才的で、弾けば音が踊っているように見えた。 それから七年後、私立創明高校の学生であ…

豊崎彩は、都内に勤務するOL。 趣味は学生時代にやっていたドラム。 お気に入りの菓子パンを食べ、仕事をし、時折ドラムを叩く。 それが彼女の日常だった。 そんな彼女の元に、学生時…

　学生生活最後の夏。輝久は離島で１カ月を過ごす。その島は輝久が生まれ、小学校低学年まで育った土地だ。そこで高校生の渚と出会う。 　輝久は渚と触れ合ううちに、そして思い入れのある夏…

「顔をあげ、目を合わせ、ゆっくりと花開くように嬉しそうな微笑みを向けてくれる。それだけで、心臓をぎゅっと掴まれるんだ」 部室に向かう途中で芽衣子と交わす短い会話。それは伊吹の日…

筑波学生文芸賞第2回ベリーショート部門受賞作『レクイエム』を改題・リライト。 藤子・F・不二雄先生のとある作品をオマージュしたショート・ショートです。わかる人にはわかるかもしれな…

　大学新入生の望月は、ある晩酔った担任の矢野教授と肩を組んで歩く。教授の口から戦争体験を聞かされ、神妙な気持ちになる。翌朝見た高層ビルは、破壊と建設を繰り返す人間の歴史の象徴に見…