「あやかしもの」を含む小説

平安時代中期、陰陽師として名を馳せた男がいた。その男の名は安倍晴明。 小説や漫画、映画などでお馴染みの若き陰陽師である。 しかし、本当の安倍晴明は違っていた。 陰陽師となったのは…

【カクヨムコン９・中間選考突破作品】 【カクヨムコン１０・現代ファンタジー参加作品】 主人公、安武満浩はとある東北の 山奥にある村にやって来ていた。 母方の祖父が亡くなり、その…

未練を残して死んだ人間の魂が怪異化した存在、ゴースト。 彼らを狩るのは特殊治安管理局の職員、通称〝ゴーストクリーナー〟。 ゴーストクリーナーである溯春《そはる》と東雲《しののめ…

死神と呼ばれ、何度も生死を繰り返す少女・琴葉。 かつての姉に会うため、死神として生きながら旅をしていた。 出会ったのは仁頼と名乗る男。 初対面なのにいきなりプロポーズをしてきて…

新宿にあるとあるマンション。そこの204号室は理由もないのに人が居つかなかった。 大家の石井と不動産屋の斎藤は悩んだ末、霊能者の九十三（つくみ）に相談する。 マンションの204号…

旅籠の主人の娘として暮らしていた椿は、生まれつき盲目ながらも両親の愛情を一身に受け幸せに暮らしていた。 しかし、十歳の時に両親が逝去。後に後見人となった叔母夫婦に旅籠を乗っ取られ…

余命三カ月の宣告を受けた首相・智朗は、人生の終末を静かに迎える覚悟でいた。そんな彼の前に、二つに分かれた尻尾を持つ化け猫・ネコマタが現れ、智朗を喰らうために首相官邸に居つくように…

おとろしはささやいた。 「ころしてやる」 ころしたいほど、うらんで。 さあ、腹を満ちさせておくれ。

　元・武道系女子の作者、胡瓜🥒🛟（モネ）が傷んだ膝を抱えつつ、健康と美容に励む、ありのままの日記です。たまに日常日記へも脱線しています。

「お公家の事情　火にも水にもわれあらなくに」の外伝です。本編の裏話など収録。

　息苦しい毎日。生きていて、苦しい日々。死にたい。死んでしまいたい。 『けれども、それは本当に貴方の願いなのですか？』あやかしの少女「紫姫(しき)」が紡ぐ、哀しくも、優しいホラ…

探検気分で廃墟を訪れた少年がひどい目に遭う話です。

人里離れた幽世の山奥に、一人の陰陽師がいた。 名は波金（ばきん）。 左目に異形の義眼を宿し、世の理から外れた存在として、 庵で孤独に暮らしている。 ある日、彼の庵を訪れたのは、…

ある朝、公園で発見したぬいぐるみに見覚えのある女性が、自分が呪われているのではないかと相談する話。

不思議で怖い、ホラー短編集です。

　昔、あるところに忌み子とされていた双子の兄弟が居ました。しかし、兄は鬼を穿てるほどの力を持ち青年として生きることが出来ましたが、対照的に弟は兄と正反対で少年の姿のまま亡くなって…

幼い頃、事故で両親を亡くした御手洗聡太郎。 彼自身も生死の境を彷徨った挙句、辛うじて息を吹き返す。 目を覚ました彼は、いつもと違う『何か』に違和感を覚える。 不意に訪…

　高校生である霊山　大志（レイヤマ　タイシ）は、いじめや孤独に悩みながら日々を過ごしていた。ある夜いじめグループによって、街の林の奥深くにある神社に肝試しとして行かされると、そこ…

落ち目の小説家が、ある日突然失踪した。 彼の部屋には1冊の日記のようなものが残されていたが、そこには彼の過ごした奇妙な1年間が綴られていた。 ※小説家になろうにて公開していたお…