人里離れた幽世の山奥で暮らす隻眼の陰陽師・波金のもとへ、ある日龍神である龍胆が訪ね、二人は出会う。そこからはじまる、二人の波瀾万丈の怪異ミステリー。余計な文章を極限まで削ぎ落とした端正な文体で紡がれるストーリーは、それでいて臨場感にあふれています。たいへん読みやすく、カクヨム初心者にはぜひご一読いただきたい作品です!