突然ですが、スーツのお兄さんが大鎌を持っている構図、好きですか?
はい好きですねこのお話にはそれがあります!
スーツのお兄さんが鎖をぶん回す方が好き?
人懐っこい大きなお兄さんがいい?
それともクールで冷淡なかっこよさがいい?
全部あります!!!
主人公の溯春と相棒の東雲は、まるで正反対の二人。
クールで人の心をぎりぎり無くしてそうな(褒めてます)溯春と、人懐っこくて正義感の強い東雲。バディを組んでいるものの、二人の意見はなかなか噛み合う事がありません。
そんな二人は追うのはゴースト。二人はゴーストクリーナーと呼ばれる特殊な仕事をしているのです。
ゴーストというと、幽霊?怪奇もの?と思うでしょうし、実際それも間違いではない。でもこの物語はSFなのです。SFとゴースト、ゴーストクリーナーの要素が上手く噛み合ってとても良い。ゴーストを狩る時の大鎌を使うシーンは必見です。
そして、溯春と東雲の噛み合ってないようでそこに確かにあることを思わせる絆が尊い。人の心がぎりぎりない(しつこいが褒めてます)溯春が分かりにくく人の心を見せるのは東雲だからこそ。
物語は一旦幕を閉じますが、続きもめちゃくちゃ期待出来る感じなので、是非ともまた続きを書いていただきたいですね。
そしてここまで読んだあなた、ぜひ凸凹コンビのブロマンスをお楽しみください!
独特な世界観と特殊な能力を持ったキャラクター設定が魅力的。登場人物たちの複雑な感情や葛藤が描かれており、読者を引き込む要素がたくさんあります。特に、主人公と他のキャラクターとの特殊な関係が丁寧に描かれている点が印象的でした。
物語の進行に伴い、予期せぬ展開が次々と訪れるため、常に緊張感を持って読むことができます。また、作者の筆致が鮮やかで、シーンの描写が非常に詳細であり、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。
感情豊かで深いテーマを持った作品であり、読み終えた後も余韻が残る素晴らしい読書体験を提供してくれます。