「歌から」を含む小説

　近所に住んでいた幼馴染が大阪の大学へ進学することになった。彼の3歳年下の私は当時15歳。別れを惜しんで盛大に泣いた。彼は大学を卒業後に美人の奥さんと結婚した。その時も、私は泣い…

レジェンダリア帝国の帝都では野外劇場でオペラが上演されていた。 主役のヒロインを務めるのは自称「男の中の男」、実際は美少女と見紛うばかりのジュキエーレである。 ヒロインのアリアに…

探検が好きな女の子が森の奥で見つけたのは、時間を忘れさせる古いカラオケ店。その店には、8トラックカセットを使う古い機種があり、選ばれた曲が開くのは、ただの音楽ではない、魔法のよう…

カクヨム・アニバーサリー　 第三回お題「箱」です。

俳句連作二十句

姫路城に伝わるとある噂話。 城内の桜の樹の近くにいると少女の歌声が聞こえてくる。歌が好きかと尋ねられ、その歌声に魅了されてしまうと…… 『SARF×カクヨム 短編こわ〜い話コンテ…

ある夜、夜御坂楓（よみさかかえで）は入水自殺を図る為に銀月の輝く海を訪れていた。海水に侵されていく身体が水底へと沈んでいく中で、聞こえて来たのは見知らぬ女の声。何とか一命をとりと…

虹の橋の街に住む猫は、毎日、歌をうたいます。 鈴の音に合わせてうたいます。 淋しくないように。悲しくないように。 かつて地上で愛した人と虹の橋でもいつでもいっしょに居られるように…

　「私の花みぃーつけた！ねぇ君私のパートナーになってくれない？」 　この世界に住むものには心にたくさんの花を咲かせている。 　その人にとって大事な花が枯れた時、精神が乱れてしま…

虹の橋へ渡る猫と、虹の橋のたもとに住む猫たちのお話です。 続編「歌うたいの猫と雪のオルゴール」 https://kakuyomu.jp/works/16818023214036…

お気に入りの歌をあなたへ。 一年に一度の祭り、そこで行われる歌のコンテストに向けて練習する女優志望で町の商店の看板娘のエリー。そんな彼女の歌の練習に付き合う幼馴染で大工見習いの僕…

私以外の一人称を使用する女性がいる小説という企画がありましたので、応募してみました。 素朴な雰囲気のある、梢さんを描くのは楽しかったです。またこういう個性的な女性を書いてみたいで…

愛する優歌の頼みを断れない「僕」は、休日に内見へ行く。 KAC20242「住宅の内見」参加作品です。

俺は不動産勤務（三年目）の皆川公安。 閉店間際に訪れた客、瀬川歩歌。 彼女は今すぐ部屋を見せて欲しいと言った。 時間も時間ではあったが、仕事なので仕方なく彼女をその物件に案内し―…

【KAC20242】参加作品。わたし、沙苗（さなえ）は大学卒業を機に実家を出るための部屋を探している。内見の案内人が恋人の六歌（りっか）で……そんな一幕。

大事な首飾りを取り返すため侍女として領主のもとで働いていたフィシュアが砂漠で出会ったのは少年テトと魔人シェラートという奇妙な組み合わせの二人だった。 彼らを助けたフィシュアに、魔…

灰色の日々を生きるエレノアが、歌う事を通じて勇気を出し、光を取り戻すまでのストーリー。 エレノア・マーロウには幼い頃からの婚約者がいた。 ブライアン・ロッソ 遠縁の子爵家の次…