「媒介」を含む小説

強面だけどお菓子大好きなおっさん、剛堂厳徹（60）。 彼は異世界転移で世界を救う事を頼まれ、未知なるお菓子を得るために合意した。 そんな彼のチートは一つ。 お菓子を媒介に能力を発…

異世界転生の導入でお馴染み、主人公をピンポイントで轢き倒す通称「異世界転生トラック」 トラックが転生に用いられるのは「魂の回収」の媒介として利用しやすいからである。 そんな魂…

虫媒（ちゅうばい）とは、植物の花粉を昆虫が運び、受粉を媒介すること【コトバンクより】。さて、人間の場合は如何に。“考えオチ”ショートショート。

毎年楽しみにしている夏休みの親戚旅行。でも、今年のノブは気が進まない。彼女は蚊に刺されることを恐れている。蚊が媒介する恐ろしい伝染病にかかって、脳みそが溶けてしまうのだ怖いのだ。…

時は大正。桜華国は帝都に開かれた寶利学院高等科にて、立花美羽はこの春から女学生として学ぶこととなった。 賑やかな友人と先生に囲まれて、順調な出だし――と、思われたある日、黄昏の学…

地方で暮らしていたルネは8歳の時、墓地で暴漢に殺されるが通りかかった吸血種サディアスに助けられ、彼の眷属となる。しかし、猫の血を媒介したため昼間は人間、夜は猫になるという中途半端…

媒介者と呼ばれる化け物が表れた時、世界が選択したのは傍観という選択だった。 汚染地区と呼ばれる壁の中で飼い殺しにされる媒介者と壁の中で住むしかない者たちは今日も明日も闘争に明け…

龍を神と崇め、その恩恵を受ける瓏。 瓏では御龍氏と呼ばれる人々が、弦月魚という魚を媒介に歌で龍と人とをつなぎ、双方の意思を伝える役割を担っていた。 長きにわたり平和を保っていた瓏…

ある日、色が違って見えるようになった兄と妹の一日を描いています。人それぞれが違った性格や感覚を持って生きているのだけれど、あまりにも程度が大きいと、それは人人の認識する常識から逸…

自分が興味を持ったことにしかやる気を示さない高校生。黒瀬白夜。 ある日、彼がいつものように屋上でサボっていると不思議な声が聞こえてきた。 その声の主、奸智の神ロキにこの世界が平…

　暁夜鳥は霊を視る事が出来る高校生。 　『虚有』と呼ばれる異能を持つ死者が引き起こす事件は、どれも奇々怪々なものだ。 　『存在しない筈の存在』であるそれは現行世界の理から外れ、理…

　製薬会社研究員の癸卯諒子は嗜好が変わり、がっつりと肉が食いたいモードに入っている。 　新米編集者の掛足靖彦は取材後にインフルエンザと思われる症状を自覚し絶命する。 　座主坊老人…