「奇」を含む小説

明治中期。朝鮮の日本人街に住む可憐な少女と、土地の豪族の息子が惹かれ合う。 無論、国と身分故に許される筈もなかったが、強く反対する者もおらず蜜月を過ごす日々。 しかし、戦争の気配…

　作者が何かしらの縁や気分で書いたものの置き場です。 　気が向いたら自分から何か書くかもしれません。 　基本、自発的に書かないので更新される方がレアです。 目次 　村の浄…

　｜異螺　貴久《 いら　たかひさ》は呪われた子である。 　これは蔑称でもなければ比喩でもない。魂を汚染する症状、根幹を苛む異常に遭遇した古い古い血の末裔である。 　その血は薄れ、…

大国セインブルグの首都アークガイア近辺に竜が現れたらしい。 王国軍の従騎士であるカーリャ＝レベリオンは、ひょんな事から出会った魔法使いの少女、ミシュー＝スフィールと共に、竜退治を…

生活を豊かにする発明を促すのはいつも戦争だ―― 　 　そう口にしたのは誰だったか？ 　その言葉通り『煉獄の祝祭』と呼ばれた戦争から百年、荒廃した世界は徐々に元の姿を取り戻し…

　「異世界転生物語」 　――それは不幸な終末を迎えた者や運命を分かつ偶然と出会う者が、能力と宿命を背負い冒険する奇譚。数多くの物語が存在するのは神のまにまにか、それとも神もま…

神に準ずる存在の男は修行のために旅をしていた。 その先で予期せぬ事件と巡り合うが、同時にかけがえのない絆を紡ぐ事にもなった。 寂れた山村で巻き込まれたのは子供が消えていく怪異。山…

松ヶ崎町に住む2人の青年、泊亮太と逆浪光。 彼らは出逢い、共に戦いに挑む。

実鬼とは、妄想そのものを具現化したようなオリジナルTRPGです。 詳細なデータが入っているリンクはこちら　 https://trpg.jito.me/minori/ 色んなT…

玻麗国、宮廷書庫室。 古今東西奇書凡書問わず、あらゆる書物が集まる『叡智の宝庫』には、ある頃からまことしやかに囁かれている噂があった。 曰く、宮廷書庫室には、仙女が住むと。 …

地獄。 そこはこの世の奈落の果て。 黒い大地の真ん中では、閻魔大王が死者を裁いている。 ある日、仕事のストレスが溜まり切っていた大王の目の前に、とある少年の死者が現れた。 今際の…

得体のしれないままのお話 第１話目　おなり様 中３で転校した学校のよくわからない習わし。毎日見た目が変わるんですそれは⋯⋯ 第２話目　僕と猫 猫がしゃべった 第３話　SN…

その日、村に降った雨は柔らかかった。雨はゼリーみたいな感触をする。一体これはどんな現象で何の意味があるのか…？2000字読切！不条理ショートショートの開幕です！

話がふくらまなかったもの、オチのないもの、趣味に寄りすぎたものなど、いろんな理由でノートに眠ってたやつ。 暗め、重めのもの多し。 蟄居――重荷を負って海にやってきた者 明滅―…

　"三力"とも呼ばれる三種類の強大な力を持つ者がはびこる世界。 　一つ、それは"妖力"。二つ、それは"能力"。三つ、それは"数式"。 　ある者に力があれば、それを行使するのもそ…

幼少期から現在まで…創作秘話を交えた実話という名の抒情綺談。

　第四話『オノマトペの経外奇穴』のほんの短いエピローグです。あの物語のもうひとつの真実をどうぞ。

題名は『ひゃっきめぐり』と読みます。Twitterで呟いていた自分の　#呟怖　が百を超えた記念に百話ずつまとめていきます。

昔から人には見えないものが見えていた。 そうして、そういうものに狙われる体質だった。 特殊な「体質」を持つ高校生、焔圭太が記す、奇ッ怪な事件簿、開幕。 ※流血、死亡表現あり。…

趣味の短文。不気味な話と不思議な話にろくでもない話。