松ヶ崎町異能奇譚

夢幻

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冬天市、松ヶ崎町。

この町には、不穏な噂が絶えなかった。


いつからなのか、知る者はもういない。

しかし、いくつもの不思議な現象が起こり続けていた。

火元不明の火事、原因不明の死亡事故、物体の空中浮遊、死人の復活。

理由を付けられる者は、誰1人としていなかった。


人々は、この不思議な現象を起こす力を「異能力」または「異能」、その力を持つ人物を「異能力者」または「異能者」と呼ぶようになった。



この町に、2人の青年がいた。

1人は、過去の出来事を理由に心を閉ざし、他人を拒み続けていた。

もう1人は、自身の力を自覚し、人のために日々戦っていた。


2人の青年が出会うとき、松ヶ崎町に希望が芽生える。

少しずつ、しかし、確実に。

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