概要
「……壁ってやつは――【ぶっ壊す】もの、だろう?」
「異世界転生物語」
――それは不幸な終末を迎えた者や運命を分かつ偶然と出会う者が、能力と宿命を背負い冒険する奇譚。数多くの物語が存在するのは神のまにまにか、それとも神もまた何かに強いられているのか。
この物語で語られる主人公もまた似たようなあらすじを辿り、結末にまで導かれるのだ――。
…………なんて、冗談を。
ある≪扉の番人≫と呼ばれる存在に聞かされて、俺も初めて知った。≪扉の番人≫は、神が好き勝手に暴れてるから困ってたんだとよ。神は本当に恐ろしい。≪扉の番人≫のお陰で俺も転生はしたから、とりあえず逃げた。逃げ切った。
でも、未だにそいつは力を蓄えてる。どうにかするには、大元である数多の異世界をどうにかしないとって≪扉の番人≫はぼやいてた。
その案に、俺は大賛同した
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?