「まぼろし」を含む小説

朝の光を受けて切り絵のような美しさを見せる「桜ロード」に現れる車椅子を押す和装の婦人。彼女の美しさに心奪われ、彼女の旦那らしき車椅子に乗る青年に殺意さえ覚える男。花の時期の終わり…

この世の隅っこでは、そんなこもあったりするのです.....

咲村さくら24歳独身。アパレル会社の事務員として働く地味なモブ子。そんな彼女には、誰にも知られざるもうひとつの顔があった。それは── "乙女ゲームの猛者・サラ"。 そんな…

すべての人はすべて自分の冒険を持って、“真実の冒険”はどこにありますか？では…「私は、まだこの世界で実現することができますか？「結末は？生きるか死ぬか？だから…「この冒険を自ら始…

この世に、二つの世界があり。 　それは、現実世界と仮想世界。 　かつては、そんなバカなと思える仮想の世界が、詩になり、絵になり、物語になって、現実世界で堪能されていました。 　今…

短編集／『幻　―まぼろし―』2011年8月5日発行 それは 短い腕では届かないもの それは 願っても届かないもの それは もう何処にも届かないもの それは、

短編集です。 残酷描写あり。 諸々注意。 無理だと感じた場合ブラウザバック推奨。

平成最後の夏に捧げる、ちょっと不思議な夏の思い出話。 蒸し暑い日に蜃気楼の中に入り込んでしまう「蜃気楼の夏」、二百年ぶりに日本で羽化する巨大な蝉の羽化を見に行こうとする「宇宙蝉」…

夏の終わり。 あんなに煩かったアブラゼミは減り、ツクツクボウシが増える。その日はエアコンも要らないくらい涼しくて、私は窓を開けたままうたた寝してしまった。 季節の変わり目はいつも…

タルパの話を書いた際、ふと思い出したものです。 そういやこんなのもあったなと。

疲れたので、おいしいスープが飲みたいという博士たち。そのリクエストに応えるため、アルパカは断崖絶壁の岩場を登り、ツバメの巣を探しに行く。

　電車を寝過ごしてしまった俺は聞いたこともない駅へ着いてしまった。検索しても出てくる単語は「都市伝説」と「観光」のみ。いったいここは何処なんだ？俺は元の場所へ帰ることができるのだ…

オタクとか腐女子とか関係ない。ただ"好き"なだけだったんだ。古（いにしえ）の神話の世界に迷い込んだ腐女子ナミ。架空のアニメ作品の舞台であるはずのそこは、大地殻変動後の未来の日本だ…