「妖」を含む小説

鍾乳洞の内部に造られた『書庫』を管理する旧家・佐倉川邸で開かれる年越しの宴に招かれた潟杜大学三年生の熊野史岐と冨田柊牙。彼らをもてなす為に、大晦日の朝から準備に奔走していた長女・…

日下由貴はクラスメイトの高坂綾香から借りたノートを返すために、彼女の自宅を訪れる。その時、綾香は瞬きをして、由貴に何かを伝えようとしたのを、由貴は察し、とっさの判断で筆談をする……

　江戸幕府初代将軍、徳川家康が死去した時、二代目将軍秀忠は『守護刀』を用意するように家臣に命じた。家臣は江戸で一番の刀工と言われる、本郷源吉に『守護刀』の作成を依頼した。そして本…

幼き少年と、永遠を生きる妖狐の少女。 2人の出会いは、お互いの運命を大きく変えるものだった。 この作品はハーメルン、小説家になろうでも投稿しています

　この世にある【もの】には表と裏が存在する。家具や車、建物、そして、世界にもだ。 　世界にも表と裏が存在し、表の世界とはいま私たちが住んでいる世界。裏の世界とは、人間ではない妖が…

交通事故に遭い、死んだはずの女子中学生・宇喜多舞は突如現れた謎の死神に日本刀を手渡される。 死神曰く、「生き返りたかったら武器を取って戦うしかない」……と。 現世と異世の狭間…

　芦屋堂馬は剣術と温州みかんをこよなく愛好する以外は量産型の男子高校生。ある秋の晩に刀を持った頭のネジの緩そうな少女に襲われ、返り討ちにする。 　図らずも手に入れた刀を持った時、…

壮一は事故の後遺症で、眠れなくなった。入院中、ぼーっとしていているだけの日々。ある時、病院を抜け出すと公園で、渡瀬春香という少女と出会う……。 クロノヒョウ様のお題企画 htt…

◆あらすじ 　妖怪――不思議で怪しい力を持つ者達。 　彼らはどこにでも存在し、人間がその姿を見ることも珍しくはなかった……のも遠い昔の話。現代におけるこの世はすっかり人間界。 　…

京の都を囲む御山に棲む天狗達の頭目である〈青嵐〉は、或る日、寺社の一画でおかしな女童に出逢う。 いつまでも変わることのない妖達の世界と、定命の姫との交りはやがて… 『堤中納言…

ある日の、黄昏時。 長期休暇で帰省していた聖良は、 休み明けに待っているブラック企業の仕事から逃れるように、 会った瞬間から懐かしさを感じていた天狗に攫われた。 連れて行かれ…

中学のレクレーションで腕相撲大会が開かれることになった。日下由貴は、優勝に燃えるが、決勝に来るであろう少年・佐京光希を気にする。彼こそが小学生の時に無敗と噂される少年だったからだ…

悪夢から目覚めると、何故か兎の姿で森の泉の前にいた。 二足歩行で兎が歩いて喋る不思議な妖世界。 目覚めて早々、薬草泥棒を疑われ、小さく不気味な紙人形を相棒に、妖達から何故か無理難…

「言いましたよね島崎先輩。俺は雷園寺家の次期当主だと。大妖怪の子孫だろうとぽっと出の相手には負けないってね」 　玉藻御前の末裔である半妖の青年・島崎源吾郎。 　大妖怪・紅藤の許で…

破天荒な姉と、振り回される弟が主役のポストアポカリプス異世界ストーリー。 ダイナマイトボディな美女が巨剣をぶん回し、化け物たち相手に蹂躙したりされたり(わざと)の大活劇。 ダーク…

晩秋を迎えた潟杜大学で学園祭が開かれる。温泉同好会に籍を置く潟杜大学生物科学科の二年生・佐倉川利玖は、出店しているお汁粉の屋台のビラ配りをしている最中、バンドサークルでボーカルを…

喉に『五十六番』と名付けられた妖を寄生させている大学生・熊野史岐には、霊視の力を持つ友人がいる。彼の名は冨田柊牙。ごく普通の大学生として生活していた柊牙は、姉の結婚祝いの為に北海…

幼い頃に癒枕寺神社(ゆまでらじんじゃ)の僧侶、業華に眠りの巫女として迎えられた夢穂は、ある朝目覚めて隣で寝ている妖狐にびっくり！ 突然できた空間の亀裂からやって来たという影雪に戸…

赤子を育てられなくなった女は、病院の前に置いていくことを決意する。赤子を置いたあと、女は一匹の狐に出会う。赤子が喰われると想像した女は、必死になって走る……。 KAC第７回お題…

高校生・狩野英明は登校中に突然、男達に囲まれ銃撃を受ける。母親から電話があったので話を訊くと、父親が任務中にテロ組織の恨みを買ったというものだった。英明は生き残るために襲撃者と戦…