「短編(？)」を含む小説

　人生は選択の連続だ。岐路なき人生など存在しない。 　進学、就職、結婚みたいに、わかりやすい人生の節目では必ずと言っていいほど大きな選択を迫られる。 　けれども人生の岐路は、…

植物から生まれる動物。 風船のような、海月のような、透明な「気クラゲ」。 空気を浄化し、夜には発光し、時に人を運び、時に食料となる。 この不思議な生命体と共に、人類は空中で静かに…

　美術部に所属する松本は、とにかく“妄想体質”。 　放課後、美術室に座っているだけで、 「もし不審者が来たら」「もし世界がゾンビになったら」「もし美術室が戦場になったら」── …

※短編ホラー？です

大学入試を控えている男女がいつものように勉強をする。

第2回HelveticaBooks短編小説賞に応募し、落選した供養作品です。 得体の知れない因習×ホラーみたいな感じを目指しましたが…… 短編はいっこうに上手くなりませんな〜😅練…

伏字が多くてすみません…泣 もう、ほんとにすぐ分かると思います。 彼女の名前の由来のあれから来てます。あれです。 For竹串シュリンプちゃん ねーねーイラスト可愛すぎへん！？…

短い、とある道の話。

昭和五十年代の、とある町。 高校一年生の「僕」は、毎朝バス停から病院の時計台を見上げる。 屋上で洗濯物を干す若い看護婦さんは、いつも空を見上げていた。 百人一首の歌とともに、その…

静かな興味だった。 少し遠くのコンビニで、偶然見つけた黒い束。 中身は知らなかった。ただ、気になっただけだった。 ……でも、それだけで、充分だったのかもしれない。

火事で焼け落ちた実家の跡から見つかったのは、いないはずの動物の焼死体だった。

一人の娘が昔を顧みる。幼いころ、ある女人から渡された、世にも美しい玉のことを。 それは燃ゆる「どこか」を映す玉だった。 紅蓮の光景に魅入られた幼子は、夢中になり、執着し、そして。…

卒パでざまぁ返しされそうな、悪役である正ヒロインのミーティシアの身体に入り込んでしまったのは、恋愛脳とは程遠い現実的な女子だった。全力で攻略対象たちを振り切って、記憶喪失のまま冒…

～～あらすじ～～ 「俺は死なない。これまでも、これからも」 帝国のエッジ・ランナー、ゼロは、まだ一度も死んだことがない。 愛機コフィン・グロリアを駆り、ＡＩソフィとともに、帝…

◇「カクヨムコンテスト10【短編】」の中間選考作品です ◇あらすじ：爵位を継いだばかりのロイ。妹をからかってやろうかと寝室に向かうが、妹はいなかった。雪が降る、明け方。庭で遊ぶ…

相互に送った広い意味での百合ssです。

親のお使いで裏山に入ったロア。そこでお腹をすかせたグレートボアに出会います。 主人公のピンチにヒーローが現れるお約束展開を待つも、ヒーローが来ない。 これは大変、スタコラサッサと…

注意:初めて書いた小説なので変なところがあるかもしれません。 そんなときは語彙力のない作者に教えてください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 僕の大切で大好きな人…

時は大正。かつて天才と持て囃された作家、清水吟。無責任な賞賛と嘲笑に疲れた彼女は、ある日自死を決行。だが、確かに死んだはずなのに生きており、傍らには担当編集の今村がいた。