きせきという道

OROCHI@PLEC

きせきという道

一歩あるく

ポカポカと暖かい


一歩あるく

ヒヤリと冷たい


一歩あるく

フワフワと心地良い


一歩あるく

チクリと痛い


人生という道は

こんなものかもしれない


どんなことがあっても

僕らはずっと

道を進んでいく


もし

元いた場所から

遠い場所に行ったとしても


ずっと同じ場所を

グルグルしていたとしても


その場に

うずくまっていたとしても


僕らは確かに進んでいる


道から見える光景は

少しだけかもしれないけれど

変わっている

はずだから


僕が歩んだ足跡は

僕が生み出した沢山のきせき


そのきせきは

ずっとずっと残り続ける


もしかするとそれは

誰かを助けるかもしれない

むかし僕が助けられた様に


僕らは

きせきの果てに生きている

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