「花もの」を含む小説

「短歌の秋」参加作品です。よろしくお願いします。

破調です。 こいです、こい。 やけくそです。 泣いてなんかいません。

とっても短い詩やお話を思いつくままに書いていきます。

かつて栄華を誇っていた星、『シックス』科学と魔法の技術が頂点に達していたその星は誰に知られる事も無く衰退していた。 残された人々は緩やかにその数を戻し、国という形を一つ保てるくら…

“化生(けしょう)”それは妖魔や神、仏が人と子を生した存在…… この物語は、狐の化生の陰陽師、安倍晴明が 鬼の血を引く化生の少女、美夕と出会い、織り成す平安幻想草子。 晴明と美夕…

新企画　第1回「短歌の秋」参加作品。誰よりも苦労し、頭を悩ませて描きました！（という自負があります） 短編ですのであらすじはありません。・・・が、この短歌には秘密があります。その…

MERの化学薬品によって生み出された薬、読心薬を間違えて投与してしまった俺。 でも、特に何も生活が変わることは無かった。 元から人の本心のわかる俺にとっては、生活は変わらなかった…

▶第１回『短歌の秋』テーマ「赤」 https://kakuyomu.jp/info/entry/tankautumn_1 ✾　✾　✾　✾　✾ ・企画のための書き下ろし＆自作 ht…

雪の降る日。 予定日より早く産気づいた妻・凛花の出産に立ち会うため、仕事を切り上げて病院へと向かった篤史。 難産の末に生まれてきた子は、かつて不倫相手の女教師の首を絞め、殺人罪で…

十前造（ここのつ いたる）は8年前に妻の花臣を亡くした。その腹の中にいた、娘の奏も。 ある日、1匹の飼い猫が死んだ。 悲しみに暮れている彼に、思わぬ来客が戸を叩く。

ワタシは花。 何処にでも咲いている普通の花だと思っていた。 実体が無いとか、咲く場所を選べるとか、星と意志疎通できることに気がつくまでは…。

友人と花見に出かけた日に書き留めていた短歌たちです。 待ち合わせまでに目に入ったもの、花を眺めながら交わしたなんでもない話からつくった歌もあるので、桜に関係のない歌もあります。

赤いもの、たくさんありました

　第1回「短歌の秋」投稿作品。

何しに来たんだ。 「知らない。」私は夢を見るといつもこうしてると答える。どうやって入った。その美しい男は言う。 ここには厳重に鍵がかけてある。どうやって入った。お前は私の夢の…

昭和初期の時代。 とある地方の村に住む、内気な少女だった「私」は、その村の、曼殊沙華の咲き乱れる一本道に、霧が出て、朝露が多く草木につく朝は、「灰白色の髪に、死に装束の女」が現れ…

　主人公の肇は不思議な森で目を覚ます。意識が朦朧とする中、森を抜けた先の小高い丘の上で歌う少女――サクラと出会い、そこで限界が訪れて意識を失ってしまう。 　目を覚ました肇は自分が…

氷の女神症候群《スカジシンドローム》――空気中に含まれる毒を吸うことで罹患する氷の病。症状は下がり続ける体温と寒気、それから外気の寒さへの耐性。患者の体温は日に日に下がり続けるが…

東西朝の動乱が始まって５年。己の師匠を訪ねるために西朝に赴いた華売り、龍華は西都にすらハナビトが巣食っている事実を確認する。 ハナビトを駆逐するため、骸に巣食い人を救う薬──「華…