「終わりの世界」を含む小説

大災厄最終戦争が終わり、終わりゆく世界にて、召喚転移された僕【おれ】と母と叔母と、従妹と、日々、緩やかな生活を送ってます。

唐突だが、プレイヤーの持つ強さとは何だろうか。 レベルアップによる能力値の上昇か？ 強力な装備による恩恵か？ 否、断じて否だ。 プレイヤーが持つ真の強さ。それは、現地民では決し…

「夏の終わりに世界は終わる」 クーラーの効いた部屋でだらけていた僕は、 気づけば草原で、火の玉を放つ少女と出会っていた。 異世界の夏、勇者、魔法使い、魔王、そして別れ―― 十…

誰も辿り着かない最果ての図書館。その奥深く、ただ一人佇む“魔女”と呼ばれる少女――リツ。 静寂と絶望に満ちた世界で、彼女は何も知らず、何も望まず生きてきた。 だが、ある出会いが、…

ある日出会った「星を売る少女」。 彼女の願いは、ただひとつ――“自分の物語を終わらせること”。 けれど、その物語の最後のページに書かれていたのは、 『あなたがヒナになる』――とい…

これは生物の論理に従って「個」の優性を目指した結果「種」の目的に反することになった人類の物語である。2035年にはお互いに個であった一組の男女を起点に、そのオリジナルの遺伝子が同…

■ダンウィッチと魔女の夜（１）―――――――――――― 少年は星がきれいな夜に、魔女と出会う―― 現実に心をすり減らし、夢を見ることをやめた少年・鳩原那覇（はとはら・なは）…

純文学を目指した短編になります。 文字数はおおよそ3700文字です

世界が滅びる夢だったんだけど。 特段不吉な予兆もなく、むしろみんな幸せに暮らしていて。 苦しむこともなくただ終わって。 ああいう終わり方がいいな。

アルとレナートははとある峡谷でホバーシップが追われているのを見つける。その船に乗っていたのは聖女であるエリノアだった。結局彼女は謎の組織に連れ去られてしまう。二人は途中で仲間にな…

　世界の終わりのカウントダウンが始まり、どこでその日を迎えるのか？大好き温泉宿でその時を迎えることにしたが、希望はあるのか？ 　

時が存在しない世界。 無数のガラスの泡に都市は閉ざされ、そこに生きる人々は「記録されない」存在として、名前も記憶も持たずに生きていた。 そんな世界で、唯一“刻印《エンブレム》”…

「速報です。今日、世界が終わると予測されました」 その知らせはあまりにも唐突で、残酷で＿＿＿＿ これは、世界が終わる最後の一日を 一人の人物がつづった物語。

某大学の一年生、別天司は某日、受講帰りに柄でもなく外食をして帰ってしまったらしい。 その行動自体は至って普通極まりない。その筈であったのにも関わらず問題はその後に起こる一つの出逢…

ある日友人に勧められた現実とリンクするVRゲーム『トランジェント・サンクチュアリ・オンライン』通称TSO。主人公別天裂斗はそんな事は知らず、最新ゲームと思ったままにゲームショップ…

真っ白で閉じた世界で何かの実験の被検体として生きる、登録番号００９と０５０ことナインとフィフティ。 一緒に居たいと真っすぐなきんいろの瞳で見つめるフィフティを、生きている実験体…

人類が絶滅した後に作られた、最後の人類である少女イヴ。そんな少女に課せられた使命は人類の存続か滅亡の決定だった。世話役のヒューマノイド、ヘルメスとともに世界中を回り、世界に残され…

これは、チーズが好きな先輩がいなくなった後、統一政府に利用されるだけ利用されていた後輩が、都合がいいからとクリスマスイブに…されて、その弟が……した物語。 ※以下の作品の続編…

この町には「名物」……もとい「迷物」がいる。間土発太(まどはった)という男だ。 こいつは神出鬼没、奇妙奇天烈にして帽子愛好家ときている。で、その当人が道の向こうから走ってやって来…