「ファンタジー（風）」を含む小説

昼は祈り屋。魔法使いエッケが「祈りの右手」で祝福を与えてくれるよ。 夜は呪い屋。魔法使いハーファが「呪いの左手」で呪詛を与えてくれるよ。 双子だけど、身体は一つ。 力は一つしか…

ごきげんよう。 私は侍従として、世界を統べる存在である我が王に仕えている。 我らに仇なす魔者どもを順調に掃滅し、勝利を重ねていたある日——我が王は驚くべき行動に出た。 我が王は…

天帝は五龍を穢れた大地に遣わし、四龍には人を罰する力を、一龍には人の願いを叶える力を与えました―― 五龍の伝説が息づく虚飾と華燭の魔都、深灰。 ふるき友人とともに店を営んでいた…

巨大なクラゲである「マリームーン」。人間の少年・ジェフに恋する彼女は、ある夜、彼女は魔法使いの老夫婦に出会った。 「それではクラゲのお嬢さん、マリームーン。一つ魔法をプレゼント…

毎週土曜日　朝9時更新中！ 東京を消滅させた“潰瘍”の発生から5年。しかし世界は魔導機関／魔導セルによるエネルギー革命を迎え、穏やかな統合に向かいつつあった。 潰瘍に起因する怪…

　シルヴァスト王国の郊外にある風の里。そこには、長きにわたり風竜の魂を守るために暮らす人々――風守衆がいた。そのひとりとして平穏に暮らしていた少年デューイであったが、ある日、風竜…

央華人民共和国でおおよそ五百年前に編纂されたとされる奇書。それが海山経である。 曰く。かの国の民は胸に穴が空いているが死なない。 曰く。首が一つだが体は三つある。 曰く。目が一つ…

ごきげんよう。 私は侍従——、世界を統べる存在である我が王に仕えている。 我らに仇なす魔者——〈英雄〉たちとの決戦に臨む我が王の勇姿を記録した物語である……はずが、 魔術師は言…

【この作品は上下巻に分かれています】 私は侍従——、世界を統べる存在である 我が素晴らしき王に仕えている。 我らに仇なす魔者——〈英雄〉と共に逃げた〈魔者の子〉は 傭兵団の一…

あの日僕は…「××を見た」そして…「壁に入った」

「世界一の人形の街」ペープサートの裏通りで、使われないまま捨てられた「藁人形」はずっと主の帰りを待っていた。 友人は美貌の元売れっ子「腹話術人形」と、彼女に恋する傀儡師見習いの少…

小説内容の無断転載・無断使用・自作発言厳禁 Repost is prohibited 무단 전하 금지 禁止擅自转载 Fragment-memory of future-のサイ…

時代は１４世紀の中国。 繁栄を極めている大元帝国に、現代からやって来たひとりの女性が。彼女の名前は雪花。転落事故でこの時代へタイムワープしてしまう。天から落ちるようにしてやって来…

　ある日、駆け出し冒険者たちの前に現れたのは1体のドレイク。白い鱗を持つ圧倒的理不尽な存在。訪れる死。それでも彼らは冒険者だった。白き竜を倒すために、また人々がのんびり暮らせる世…

秋波国の姫として生まれた花琳。秋波国は立地に恵まれ、資源が多い豊かな国であったが、それゆえ他国からの侵攻が何度もあった。けれど、代々の王はこれを退け、磐石な国家運営をしていた。 …

【本編完結】貴族の娘にしては読書家の公爵令嬢アデリアナは、王太子の花嫁探しの儀式「花園入り」に参加することになる。一月の間四人の候補者と共に過ごすことになったものの、アデリアナは…

王太子シャルルは、充実した３年間の学園生活で、豊富な知識と過剰な脂肪を蓄えて王宮に帰ってきた。知識はともかく、脂肪をこのままにしておくと良くないことは明白。 かくして、歯に衣着せ…

生贄の少年と彼を守りたい少女の話。登場人物たちはわりと可哀想なめに遭いますが、ハピエン厨なので最後は私の中ではハッピーエンドです！（ここ大事）ジャンルがどこに入るか迷いまくりです…

死者の声を聴くことで糊口を凌ぐ木っ端霊能力者のガブリエルは、治安の悪い地域で格安瑕疵物件を借りている貧乏人。ひょんなことからギャングのボスの秘密を知らされることになってしまう。彼…

流浪の女騎士フレイヤは、とある村で盗賊に襲われていた少女アリッサを救う。 彼女が贖罪の旅を続ける目的とは？ アリッサを救った理由とは？