「#短編」を含む小説

幸福な人生を送っている女性の話。

ある日私は駅のホームで老紳士の話を漏れ聞く。老紳士はオオミヤのサバランなるものを食べたくて仕方ないらしい。老紳士の様子に惹かれて、私は母にサバランの話題を振る。どうやら母にとって…

「聖女っているだろ？　実は昔、俺と結婚の約束してたんだぜ？」「何それー。嘘ばっかー」「ホントだって。まあ今はお前が一番だけどな」 …………………… 「……クロノ。誰？　その女…

２０XX年　未来の日本では犯罪を根絶するために画期的な犯罪者更生プログラムが開発されていた。 犯罪者の人格そのものを科学的に漂白し、従順で善良な人格に書き換える。 その効力で、再…

毎日、毎日、怖い話してあげる。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』、あの絵を始めて見た時、なんて怖い絵なんだろう、と思った。 あの絵を見てからというもの、彼女の姿が頭から離れなくなってしまう。 ご飯を食べて…

クラスの人気者と付き合いたい。幼馴染の一言により、弱みを握られる主人公は協力することになった。 二人はどちらも女子生徒。まずは相手が同性に対して許せるラインを調べるため、百合漫…

幼なじみの陽菜と颯太。演劇部で夢を追う彼女と、想いを伝えられない彼。夏祭りの記憶、届かない右手、そして運命の出来事――。涙に揺れる陽菜の前で、あと三センチの距離が試される。 その…

常在ダンデイー、四六時中ハンサム、一分一秒の男、人呼んで名探偵ノーマン。 ある朝突然、彼の元に失踪した妹を見つけて欲しいとの依頼が舞い込む。 女の涙と上等な謎に弱いのが名探偵。二…

主人公の少年の元に、これまで一度も喋ったことのない同級生が突然訪ねてきて、一緒に折り紙をしようと提案する。そして彼は戸惑う主人公に、ある重大なことを告げる。

小学生最後の日、俺は交通事故に遭った。 脳の一部に傷を負ったものの、幸い大きな障害を残すことなく回復した。 だが、それ以来、俺は“未来”が見えるようなった。 しかし、それは同時に…

追放された付与術師は、その後に加入したパーティで再び無能扱いされると思いきや、何やらリーダーには考えがあるようだった。

日常と非日常のあわい、瞬間に垣間見えた怪異のようなものたちについての掌編です。 一話あたり300字程度。Twitterに掲載していたもの・短編の元になったものを収録しています。

芝刈りの名家に生まれたシバは操作を誤って、エンジン式の手押し芝刈り機に耕される。しかし、その記憶を持ったまま異世界に再び生を受けた。 捨て子として孤児院で育ち、芝刈りのスキルを…

『ノブナガ、イエヤス、シンゲン、ケンシン、ジパング戦記の武将達』も、『リュウビ、カンウ、ソウソウ、ソンケン、リョフ、三帝国の英雄豪傑』も、そしてそれ以外の世界中の『英雄達』も、み…

ずっと、ずっと大好きな幼馴染。 彼と同じ高校に行きたいのに。 限界受験生中３女子と幼馴染高２男子。 ２人の日常を、約1000文字で切り取ってみました。 『1分で読める創作小…

文月　想（ふみづき　そう）様の「みっくんの魔法使いの日々」とのコラボ作品です。作者様の了解が得られたので一般公開となりました。 こちらは、みっくんの大ファンのマヌケな日常ですが、…

豊臣秀勝（豊臣秀吉の姉・ともの子。豊臣秀次の弟）と江（豊臣秀頼の母・茶々の妹）の子・完子は、まだ乳飲み子の頃に秀勝が病没し、結果、江が徳川秀忠に嫁入りすることになったため、江の手…

錬成した武器にスキルを纏わせてダンジョンを踏破する冒険者たち。 この国は次々と出現するダンジョンに棲む魔物の素材を交易して栄えた。 誰もが一攫千金や名声を求め冒険者を目指してい…

登場人物は二人だけです。 この二人のしょうもないやりとりを物語りにしました