まほうつかいに憧れて

はじめに

　こちらは文月　想（ふみづき　そう）様の名作「みっくんの魔法使いの日々」と拙作「空色魔法使い」のコラボ作品です。

　空色魔法使いの舞台は現実によく似た異世界で、そこでは「みっくんの魔法使いの日々」が絵本として出版されています。

　みっくんは読むととてもやさしい気持ちになれる作品ですので、まだご覧になっていない方は、ぜひご一読下さい。一本が短いので、すぐに読めるのも魅力ですよ。

【以下登場人物】

・みっくん

　言わずと知れた「みっくんの魔法使いの日々」の主人公です。とてもピュアなハートを持つ男の子で、とらさんやうさぎさん、近頃ではまーくんといった友達といつも楽しく過ごしています。絵本の登場人物のはずなのですが……。

・八条（はちじょう）夏生（なつお）

　このシリーズのたぶん主人公です。中性的な顔立ちの美少年で中身を知らない女の子たちにはモテモテですが、とてもおマヌケです。背が低いことを隠すためにシークレットシューズを愛用し、踵を８センチ上げています。

・笠間（かさま）槇志（まきし）

　空色魔法使いの主人公です。いちおう夏生の親友で、本編では夏生のせいで散々な目に遭ったりもしましたが、それを赦してしまえるようなお人好しです。勉強は苦手ですが運動は得意です。

・紫葉（しば）綺理華（きりか）

　夏生の幼なじみの金髪の美少女です。スタイルも抜群で運動神経は規格外。夏生が悪さをする度に鉄拳をお見舞いしていますが、嫌ってはおらず、手のかかる弟のように考えています。

・彩河（さいかわ）綾子（あやこ）

　空色魔法使いのヒロイン宅でメイドのお手伝いをしている少女です。やや吊り目気味ですが笑顔は柔和で、真面目な常識人です。苦手なものはラップやユーロビートといったノリの良い音楽で、聴くと頭痛がするそうです。