「音が」を含む小説

　降り続く雨が、ひとつひとつの記憶を霞ませる。彩陽はある日、いつもの道から外れ、見知らぬ路地に足を踏み入れる。そこには、夢を映し出す不思議な喫茶店があった。 　その店で出会ったの…

《ただ、刻んでやるよ》史上最速と名高き、勇者の男はそう言った。 これは現在執筆中の『風ノ旅人』の外伝です。

リックはしがない若人。 ある日、山の中を歩いていると、不気味な洋館を発見する。

高校生になった千歳は、小学生の頃苦手だった陽希と再会する。 陽希に振り回されるまま、軽音部を設立、バンドを組むことになった。 文化祭に向け、練習をするうちに、千歳は陽希に惹かれて…

私、西園寺里音は、悪霊退治の仕事をしている。昔から霊感がある私は、その事を活かしながら、巫女ではないが悪霊退治をしている。そんなある日、私の退治屋にやってきたのは、どす黒い悪霊に…

　毒薬が大好きな少年・紫音（しおん）の楽しみは、自分で作った毒薬を兄・桂（かつら）に盛ること。 　汗が接着剤に変わる毒薬に、全身の水分が尿になって死ぬ毒薬、“アソコ”が大きくな…

　いつも寝ている彼女。ある日の席替えを転機に声をかけ始めた私は、彼女にはなにか影があることを感じる。そしてそれを知りたいと思うようになる。果たしてそれを知った私はーー。 　箱天…

春音 夢案が調子に乗って作りまくった短歌をここに置いていきます。

大陸、ヨロッパに位置する王国クルパドック────── かつて、主人公の父親は国王だったが、謎の失踪を遂げ、現在は主人公の母親が女王となってこの国の政治を任されている 表向きは…

後藤は金森に告白をされ、それが後藤は悲しかった。断ることも、受け入れることもできず、ただ悲しかったのだ。（赤信号と警告音） 他、赤に纏わる短編集です。 ※小説家になろうにも…

同じクラスの瀬戸くんは、授業中いつも寝ている不思議な男の子。そんな彼が気になる音羽。ある日、聞こえてきたピアノの音を追いかけて音楽室に行くと、瀬戸くんが居て…

とある大陸で、国境を争う戦争が終わった。 勝利をおさめた国・セグリアには、志願兵から軍人となった、ロバートという名の男がいた。妻子を戦争で失った絶望と憎しみから戦争に参加していた…

私、山田猫音！ 小学六年生の女の子。 何と、猫耳が生えちゃうんだっ。 私のイトコも同じように動物の耳が生えちゃうの！ 狐耳のコン兄（座敷狐平）、熊耳のクノちゃんマノちゃん（森川く…

市内の高校に通う夕音京子(せきねきょうこ)は、ある日学校に忘れ物をしてしまう。放課後の学校には生徒は誰もいない。彼女は暗い教室で血濡れた刀を見ることになる。それは、あとから知った…

短歌の秋、第三弾。 今回のテーマは「濃さ」 思いつくがままに、詠んでいきたいと思います。 下手の横好きですが、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。

　一人暮らしをしながら、愛猫ホクロと穏やかな日々を過ごす佐伯剛。ある日彼の元にやってきたのは、ホクロの父親を名乗る喋る猫だった……。 ※匿名キャラお見合い企画に投稿したものです…

深夜、使われなくなったオカルト研究部の部室で、消えた後輩を取り戻すために儀式を行う四人の仲間たち。儀式の最中に現れる黒い靄、鳴り響く逆再生の着信音、そしてスマホから聞こえる声。「…

『まるでミラクルだ！ 信じられない！』トレーニング中の僕を見に彼女が来ている！ 　部活帰りのバスの中で僕は居眠りする彼女の真横に座り、情欲の誘惑に負けてしまった挙句、彼女の問い詰…

音雪香林の自己紹介。