『短歌の秋』投稿作品~濃紺濃淡濃艶~
尾岡れき@猫部
コトコトと恋し熟して何年目? 君を目で追い 焦げては薫る
コトコトと
恋し
何年目?
君を目で追い
焦げては薫る
________________
好きな人っている?
って脳天気に聞かれた。
今はいないって、答える。
「そっか」って残念そうに呟く君は「僕も」ってクスッと笑う。
ウソつき。
君があの子のことを好きなのは、知っているよ。
それがかなわない恋と、諦めたことも。
好きって、言葉で当てはめるには軽すぎる。
こちとら、何年想い続けているのか、知らないでしょ?
――ばぁかっ! 好きなんて言葉じゃ足りないよ!
心の中で響かせたら。
なおさら、想いが濃くなっていくことを自覚しながら。
――ばぁかっ! 君が好きなんだよ、ばぁかっ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます