塩顔が ほざくたわ言 それよりも 特濃不器用 その君が好き

塩顔が

ほざくたわ言

それよりも

特濃不器用

その君が好き




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【字余り】



「ねぇ、やっぱり佐竹君が格好良いよね?」

「だよねぇ」

「でも、理穂はいつも、特濃ソースと一緒につるむよね」


特濃ソースって言われるの、私は嫌いなんだ。ちゃんと、武林って言え。将磨って読んだら、ぶん殴るけど。


「いや、そんなに不機嫌ならなくても良いじゃん」

「ムリムリ。理穂は武林に一途だからね」

「それが、理解できん」

「ゴリラよ?」

「理穂って、佐竹君じゃなくて、やぽぱり武林なの?」

「その佐竹君に告られたって聞いたけど?」


「……あんな塩顔、絶対ムリ」



多分、自分ができる最大限の嫌悪感を、この表情にたたえることに成功したと思う。





「「「「まぁ、知っていたけどね」」」」




*テーマ「濃さ」で今回は特濃ソース顔で詠んだつもりでした。

なお武林君は、拙作「あの空へ、君の翼で」に出てくる武林先生、高校時代のエピソード……というのはちょっと蛇足。


https://kakuyomu.jp/works/16817330667507707105


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