「違和感」を含む小説

関川　二尋さまの企画『ハーフ＆ハーフ3』への参加作品です。 https://kakuyomu.jp/works/16817330655217230085 関川さまが書かれたお題…

10カ所の火災現場。違和感を感じていた高遠は、気づいた。

　誰かが部屋の明かりを消し、蝋燭がわりなのかは分からないが、テーブルの真ん中にライトが置かれ、その光がぼんやりと五つの顔を浮かび上がらせる。 　体格の大きい、おそらく最年長の男…

トリスタノルン王国内において古い歴史を持つ全寮制の学園に入学したコーンエル男爵令嬢のフロタリアは、記憶にないはずの寮や初めて会うはずの友人に戸惑いを覚える。 『どうして私はここ…

小学生で自分に違和感を覚え、中学生で本当の自分に気づき恋をした。 思春期男子が同級生の男子を好きになり、叶わない恋心と解りつつも止められない気持ち！！ だけど、周りの目が気になり…

　仕事と家の往復で日々を過ごしていた事務員、鈴藤ひより。残業帰りのある日、突然目の前に現れたのはおよそ人間とは思えない生物。キラキラ輝く身体、若干違和感のある言葉。彼女、アズライ…

シングルマザーの私がHSPだと自覚するきっかけになった出来事や、幼少期に感じていた違和感の全てを描いた作品になっております。 また娘までもがHSCである事がわかり、それに奮闘する…

ある晩、ある屋台に一人の客がやってきた。 屋台の店主は、いつものようにラーメンを提供していくと、客は、味をかみ締めながら、屋台の店主に質問していった。 最初はラーメンに関するこだ…

僕は亜美（あみ）を模した『人造人間（ホムンクルス）』と暮らしている。 …亜美は僕より先に亡くなっちまったから、僕は『彼女を模したモノ』を創ったのさ。 　 ―そう彼は思い込んでいる…

幼稚園の時ピアノ教室で一井成と会川壱は出会い、それ以来、壱は成の世話を焼き続けた。壱は成に一目惚れして小学5年生でやっと告白した。小さくお人形のようなクォーターの成の中では、断る…

汎用携帯人工知能《General purpose mobile artificial intelligence》。様々な用途で用いられ、主として人間の生活をサポートする装置である…

　好きだった白の王『メラク』の半身になれなかった異世界から来た青年・ダイスケの幸せ、【半身】となって幸せのはずのアミとメラクに漂う違和感。 　関わる人々の幸せのために、破壊を司る…

ゲームをしていたと思われる者達が数十名変死を遂げ、そのゲームは運営諸共消滅する。 彼等は、そのゲーム世界に召喚或いは転生していた。 ゲームの中でもトップ級の実力を持つ騎団『地…

『寝ても寝ても、覚めても覚めても―何かが違う気がする』 俺は変な夢を繰り返し見る…チケットをもぎるおっさんが出る夢だ。 その度毎に―知人の梨香（りか）に話すが、はぐらかされる。…

クラシック音楽を題材にした短編を書いています。 ※実際に作曲者がイメージしたものとは異なる解釈、作曲した時代にそぐわない描写があります。 ※筆者はクラシックが好きでよく聞きますが…

兄・昴のバンドを観に出掛けた皐月。打ち上げにも招待されて兄のバンド仲間と交流を深めるが、内心に小さな違和感が生じる。帰りの新幹線の車内で、皐月は琉夏に相談を持ち掛ける――。女子高…

　父の億計（おけ）王が大王になり、手白香姫（たしらかひめ）は石上の宮に移って来た。弟の鷦鷯（さざき）を文（ふみ）に通じた聖王に育てようとする父大王に、姫は違和感を覚える。父の弟弘…

ド田舎の学校に転校することになった男子高校生・出雲彼方（いずもかなた）。 古くに建てられた校舎は山を少し登った場所にあり、それはまるで心霊スポットのようだった。 不安と心配の新学…

霧島司は大学一年生である。 高校時代に両親を失った彼は、高校2年生の時、家の近くで痴漢に襲われた超絶美少女を救ったことがある。 そのことを時々思い出しては想いを馳せる彼だが、…

彼の名前は深見彰太。公立高校に通う十六歳の少年。けれど彼はある時、何の前触れもなく海で命を落としてしまう。人付き合いそのものはあまり得意ではなかったものの泳ぎには自信があったにも…