「ミモザ」を含む小説

ミモザは、はたちで見合い結婚し、大きなお寺に嫁いでいく。夫となる人はその時すでに３５歳。右も左もわからないミモザは、姑に従って生きていた。しかし一人息子のPTAのOB会で、元会長…

竜道との不倫逃避行で身ごもた子をおろし、落胆したミモザは、パートに出る。一方、婚家に捨ててきた息子が、引きこもりになったと知り、婚家の了承を得て、スペインまで「ゲルニカ」を見に行…

竜道は妻とミモザに二股をかけて、ミモザを執拗にラブホテルに誘う。竜道に性の良さを教え込まれたミモザは、竜道から離れがたい。しかし、かろうじて理性が目覚め、断り切った。だが、ミモザ…

竜道の預金から妻がお金をおろしていて、５万円しか残っていなかった。逃避行は破綻し、竜道は家に帰ってお金を妻から取り返すと言い、ミモザには実家に帰って待っていてくれという。ミモザは…

絵画の好きなミモザを喜ばせようと、竜道はベンツを駆って、大原美術館や竹下夢二美術館をめぐり、今四国にわたり、大塚美術館に行こうとしている。竜道に身体の悦びを教えこまれたミモザは、…

ミモザの体は、自分では意識していなかった性の渇望をむさぼるように、どんな時でも竜道の愛撫を受け入れてしまう。竜道のお金がつき、前途が危うくなった時ですら、竜道の強引な攻めに負け、…

性の悦びを教えてくれた優しく気風のいい竜道と、どんな小さな借家でもいいから一緒に住みたいと思うミモザ。その願いははかなく散っていく。

ミモザは見合い結婚でお寺に嫁ぐが、むすこのPTA のOB会で元会長の竜道と出会い、不倫関係になる。

【書籍化決定】詳細は追ってお知らせいたします！ 「私がほんとは行きたかったのよ？　でもね、どうみても釣り合わないの。だから貴女がいってちょうだい、きっとお似合いよ」 姉のカサ…

レムは病室で、いつも一人ぼっちの緩を見ていた。 寂しいなら側にいるよ。 怖いなら僕の“とっておき”をしてあげるよ。 君が望むなら全部叶えたい。 君を守りたい。 「僕は君のマジ…

トラックに轢かれて事故死した蒼太（ソウタ）は、生と死の狭間にある世界【オルデュール】で、 ミモザと名乗る少女から「異世界に転生したければトーナメントで優勝するように」と告げられる…

男は昔から雨の降る日というものが嫌いだった。 誰だってそうだろう。 びしょ濡れになれば風邪だってひくし、気分だってだだ下がりになるだけだ。 だが、そんな男にも雨の日が待ち遠しく…

結婚式場に勤める新入社員の奥山いろはは、装花の担当にあたっていた。一緒に働く花屋の男は、普通の人間ではない。頭の代わりに花を咲かせる、通称《花の人》という種族。彼らは絶滅しかけで…

――この世界の果て、アステール島。唯一どこの国にも属しないこの島には魔女が一人だけ住んでいる。この世界で一番高い塔。そこが彼女たちの住まい。ただひたすらに星を読み、いつか来たる神…

終わらない卒業論文。その息抜きに外へ出るユキとハナ。雪降る公園で目にした光景は、たぶん、一生忘れることが出来ない。

気がついたら異世界の人売りの馬車にいた。三十歳順調に世の中を渡り歩いていた楠木絢(私)は、いきなり十歳の少女ディタ(私)になり、異世界で娼館に売り飛ばされてしまう。 しかし、それ…