★★ Very Good!! 思い出に対する様々な解釈の変化 綾波 宗水 日常の延長に始まる物語であり、読者は共感しやすいのは勿論、人によっては、似通った体験さえあるだろう描写があり、親しみやすい。 だが、作中に散りばめられた不思議さもなかなか拭えず、ひたすらに続きを追ってしまう。 一見、急展開にも思いかねないが、現実味をしっかりと帯びており、はっきりと明言しない効果もあって、不自然さがない。 ミモザ・オジギソウに対する主人公の感情描写は、解釈にある主観性に気づかせるだけでなく、 自身の感想もまた同様に、月日が経つと変わるのではと考えさせられ、またいつか、本作を読んで確かめたいと思う。 レビューいいね! 0 2021年2月22日 17:31
★★★ Excellent!!! 今夜は恋模様 哲学徒 非常にしっとりとしたセンチメンタルな作品だと思います。オジギソウの花言葉は「繊細」ですが、それを愛する彼女自身も繊細な人だったのかもしれません。主人公は雨が降るたびにオジギソウを見るたびに彼女を追憶するのでしょう。 レビューいいね! 2 2021年1月24日 22:23