「女性向け」 短編」を含む小説

主人公と友人の菊池は６限に差し迫った『枕草子暗唱テスト』の練習を行うが…… 彼らが経験する逆境の１つ、そして始まり 幸せを希求すれば、それは大きく高くなる

▶比喩根（Chilldspot）さんの 「夜の探検」という曲を聞いて思い浮かんだ話です。 もし興味がある方は聞いてみてください。 ▶主人公の名前は考えずに書き終えてしまったので…

会社の飲み会をバックレて友人の店で飲んでいたトーコのもとに、自宅に居候しているシオリから一通のメッセージが届いた。 「王子様拾った、すぐ帰れ」 シオリの言う王子は、どうやらト…

「ねえ、ロゼ。この本をあんたに贈るのはね、ここに本当に大切なことが書いてあるからなんだ」 ローゼリリィの恩人であるポピーは、彼女が嫁ぐとき、別れ際にそう言った。 ＊＊＊ ロ…

　ジュエルタウン。宝石のように美しいこの街で黒髪の少女ーーカラットは、宝石人形師となるべく修行をしていた。 　宝石人形師の師匠であり育ての親のシャトヤンシー、シャトヤンシーの宝石…

「どうしたら愛してくれましたか」 リュシエンヌ・フロラインが最後に聞いた問いかけ。それの答えは「一生愛すつもりなどなかった。お前がお前である限り」だった。両親に愛されよ…

ギャングの目が脳裏に焼き付いちゃった話

(全6話の短編) 古来より、その村には新たな「烏王」が立てば、 年頃の村娘を烏王の花嫁――「花御寮」として 輿入れさせなければならないという掟があった。 このたび、新たな烏王が…

好きな人が他人に向ける笑顔が、一番嫌い。そんな醜い恋を孕んだ子の話。

ハッピーエンドの形はそれぞれだと思います。 これが幸せなのか。それとも不幸なのか。 オムニバス形式で描く儚い恋愛模様をどうぞご覧ください。

端麗で繊細なエマニュエル。 誰もが彼の虜になる。 エメラルドグリーンの瞳、陶器でできているのではないかと疑うほどの滑らかな肌。

彼女にフラれ、絶望真っ只中の大学二年生の「俺」が夜の街を歩いていると、美しいがどこか人を寄せ付けない雰囲気の二人の男──ハルマと優吾──に出会う。 ひょんなことから彼らと親交を深…

自分たちをホモだかゲイだか、どこにカテゴリーすればいいんだろうね～という話

サンドリーヌ・ノヴェールは侯爵令嬢。 ある日、婚約者であるグザヴィエ・アフレが浮気相手アストリ・ソレイユと共に現れ婚約破棄を言い渡す。 そんな二人に二人がしでかしていた事を大衆の…

子供の頃から念願だった「パティシエ」という夢を35歳で叶えた男、佐藤英輔（さとうえいすけ）。 自身の店を開く前日に行った、店の宣伝を兼ねた「試食会」の日。 彼の作った菓子を食べ…