「むかし」を含む小説

地球の並行世界ラムネ星から、変身能力を与えられたクローン人間たちが、日本の「むかし、むかし、あるところに」送り込まれて、日本昔話の成立を支えていた。日本人の記憶から急速に昔話が失…

　 むかしむかし、この世のあらゆる動物と人間たちが集まる年に一度の宴会が開かれていたころのことです。そして、むかでの体が今とは比べものにならないほど大きかったころのことです。その…

むかし新聞でやっていた「冒頭の文に続けて小説を書け」という企画で書いたものです（応募資格に年齢制限があったので送ってはいない）。第一段落の「独裁者は、辞書からある言葉を抹殺するよ…

むかしむかし、あるところにくしゃみを小さくできない王女様がいました。 ばあやや大臣たちに何度もはしたない、と怒られます。最初は無視していた王女様ですが、大臣に近いうちに王子様がや…

　むかーしむかし、あるところに自称デビルサタンと名乗る小学生が考えたようなネーミングセンスを持つ魔王がおりました。 　その魔王は異世界でも一人だけ飛び抜けて強く、例えるなら不良漫…

夫婦で小さな花屋を営む国見家には、2人の兄妹がいる。 兄の名前は信太郎、妹の名前は紗礼。年の差は3歳。 面倒見が良く何だかんだ優しい兄と、わがままで甘えん坊の妹は、今日も仲良し…

"なんのとりえもない"僕"のもとに届いた手紙、そして再会――" むかし初恋モノを書こうとしたのになぜかこうなったやつ。

昔むかしの話をしよう。無知で愚かでさみしがりの小さな小さな姫がいた。ああマリアベーラ。お前に罪などひとつもなかった。だが罪人がのうのうと生きる世界だ。 ──魔王よ。裁きはいつ…

むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。 おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯にいったのは懐かしい思い出。 えっ、思い出？ ってことは、まだ生…

書ききれないと思うのでパーティー メンバーはこの後出てきます。むかし から好きだったゲームだったりの作品 のオマージュが有るとはおもいます。最後にサリアスとエトカの冒険譚を よろ…

　人間には感情なんて荷が重すぎた。感情、をつかさどる細胞はじつはそれだけで意思があり制御機能があり統率もできてつまりどういうことかっていうと、感情、っていうのはそれだけでひとつの…

むかしむかしある所に美しい王国がありました。しかしその王国には幸せの秘密が……その噂は昔から有名。“城の牢には美しい幸せの生贄がいる”と……

むかしサークルの合同誌に掲載していた短編の中からわりと大丈夫そうなやつを掲載。 若さってすごい。 それぞれなにがしかのコンセプトがあったはずなんだけど、メモに残っていないので本文…

むかしむかし、浦島の浜で亀を助けた漁師、太郎は竜宮で三年暮らすうちに地上では百年という年月が流れていました。おどろき悲しんだ太郎は開けてはならないと渡された玉手箱を開けてしまう―…

小学校４年生の「ぼく」の家は古びた石造りの塔。ずーっとむかしから建っているらしい。ぼくは知ってる。地下には1匹のドラゴンが閉じ込められてるってこと！ この時代にドラゴン？ でも耳…

誠に勝手ながら物語の大幅な改変、設定の練り直しをしたために、本作は話の途中でしたが完結とし、また新たに『夢夜旅語ル』とタイトルも改めて再スタートすることにしました。応援して下さっ…

昔話には、よく動物たちが登場します。 恩を返したり、ヒトを助けたり、いたずら好きだったり、神の遣いだったり。 そのなかには、フレンズたちもたくさん、たくさんいたのです。

むかし、ある国の話。 その国には、人間を喰らうおそろしい生き物が棲んでいた。 人を愛しながら、それでもなお喰らわずにいられなかった竜のおはなし。