「悲恋」を含む小説

わすれた夢のつづき、いつかみた空のいろ、そんなかんじの百合ものがたり。 過去作のリメイクから順に投稿いたしますので楽しんでいただけますと幸いです この作品は『小説家になろう』『…

ずっとあなたの傍に居た、わたしだから知る事ができた、あなたの事。 一話完結の短編です。

子どもの頃から世話をやいてくれた彼女から振られてしまった。鳴らないスマホの存在をいつも気にする俺は、どこかで彼女が戻ってくることを期待して……

それは生存確認

あらすじ: 世界の片隅で誰にも知られない小さな物語。 少年少女が願う想いは、どんな未来を辿るのか…誰にもわからない。 メインキャラの特徴: ロキ『黒髪にオニキス色の瞳の少年、片…

　無味乾燥とした人生。 　三十路に入りながら望むモノだらけの空っぽな存在。 　過去の幻影に囚われたままに、俺は下らない死を迎えた。 　――と、思ったのだが。 　気が付けばそこ…

　　友だちの誕生日パーティーに赴く途中で不運に迷子になることに遭った、ある人並みの女子高生は、気付いたらすでに殺戮（さつりく）を通して願望を実現するクレージーな世界に来着してしま…

その日、私はキミに恋をした。 それは語る価値のない、取るに足らない日常の一ページかもしれない。 どこにも記録されることなく、すぐに皆の記憶から消えてしまうような、取るに足らない…

「あなたとの婚約は解消することになったの。ごめんなさいね」 　敵国の空軍基地を爆破する任務の最中、帝国陸軍戦闘工兵であるセルジオ・ミローネの脳裏に、はたと過去の記憶が反芻した。 …

★毎日12時前後に配信予定 ★全30話弱で完結 ◇◇◇◇ 「彼女では私の妻は務まらないからです。例えそれが形だけの妻であろうとも」 とある王国。栄えある遠征隊の叙任式において、レ…

幼馴染の美しき中将に仕える主人公・弁の命婦は、心ひそかに彼を慕う。けれどそんなことはつゆしらず、中将は彼女に他の女君への手引きを頼み――。平安時代の宮廷を舞台にした悲しい恋の物語。

馬鹿な娘の物語に御座います。 お読みになる方は皆、この娘を馬鹿と笑うに違いないでしょう。 ─── 「桐野都子」という名義で書いているnoteに一年ほど前に投稿した小説をまとめ…

勇者たちが異世界に魔王を追放してから千年。 世界には再び闇の気配が漂い始めていた。 〈先読みの聖女〉である17歳の少女リーネは、双子の姉レーナと共に、センタリア王国にある〈聖女…

　ミリは最後の聖戦で犠牲となった小さな村の、たったひとりの生き残りだった。 　流れ着いた孤児院で、傷の残る体を酷使しながら懸命に生きるミリ。 　孤児院の支援者であるイザクに、ミリ…

親友と呼べるほど仲が良かった三人。 それは、さやとしきが付き合うようになってからも変わることはなかった。 ──しきが、さやの記憶を失くすまでは。 すれ違う三人の思いと、届く…

潰えた兄貴の夢を追いかけた俺と、立ち止まった兄貴に寄り添ったあいつの終着点。

　夜は世界に宵闇を齎した。 　日は世界に陽光を齎した。 　月は、双方の世界に浮かび、そして彼らを照らす幻想を齎すことを許された。 　彼らは世界の歯車として、世界を廻す者。 　…

今度の主人公は「聖女」です。 ほかの物語の聖女とは全く違うタイプの聖女が書きたい。 そこから考えた作品です。 勇者達と一緒に魔王を倒した後の物語...残酷な過去が彼女を変えてしま…

薬師の家系に生まれ、祖母亡きあとの医館を継いだ双子の兄妹、キラとサラ。 剽軽な兄と、生真面目な妹。性格と性別を除けば、二人はよく似ていた。 代々、男子が短命な家柄。医学を究めよう…

夜の寝所で裸で抱き合う男女。 女性は従姉、男性は私の婚約者だった。 私は泣きながらその場を走り去った。 涙でゆがんだ視界は、足元の階段に気づけなかった。 階段から転がり落ち、…