「和風神話ファンタジー」を含む小説

醜女と呼ばれ、妹の影に隠れて生きてきた岩の女神・イワナガヒメ。 父神から授けられた鏡に映ったのは、岩のように無骨な表情の自分だった。 失意のまま社に籠った彼女の前に現れたのは、太…

風と水が交差する和の幻想世界。 孤独に生きる霞姫、璃霞は、謎めいた夜叉の王、燐と出会い、契りを交わす。 人間と妖の禁断の絆は、両者の世界に波紋を広げるが、二人は心の深淵で互いを求…

逢魔時の宿場町「朧宿」。 ぬらりひょんの血を引く半妖・輸貴と、神成の巫女・神流。 二人の祖父は七福神の恵比寿——神格そのものだった。 「妹を守れぬ兄など、プライドが揺らぐ」 …

神様のような不思議な男と出会ったお雪という少女は、彼との仲を深めていくうち、彼の悲しい本当の姿へ近づいていく…… 和風ファンタジー×恋愛 pixivでも公開中

（私で百人目……） 須佐之男命（すさのおのみこと）が荒神となってから、九十九人の巫女たちが犠牲となった。 そして、今度は私の番……。 須佐之男命の怒りを鎮めるため、彼の花嫁となる…

場所は日本。時は大正五年―― 古来より日本を影で牛耳る裏華族《うらかぞく》の一家・古野羽《このは》家の次女として生まれた娘・真鶴《まつる》。 日の国を守る祝貴品《しゅくきひん》の…

※現在更新休止中です。稲獣の刈人完結後改稿予定。 銘米神が稲穂を纏う獣と化した――核を刈り、命を繋げ。 始まりは、稲成村で起きた原因不明の不作だった。 「銘米神に会いに行く」…

(旧題　鴉は夜に啼く【黄泉の巫女と陰陽師～天逆鉾を巡る神々の陰謀～】 ) 陰陽師や呪術師、妖に日本の神々が出てくる和風ダークファンタジーが読みたくなり、自分で書きました。 テーマ…

※「三人」いるけど当て馬はいません。 少女サナエは、京の都の郊外で貧しくとも幸せに暮らしていたが、ある日知らない場所に召喚されてしまう。そこは黄泉の国と呼ばれる死者の世界。支配…

私の旅は、自分から、未来から、全てから逃げるための、ただの逃避行になるはずだった。 ――二つの月が浮かぶ、もう一つの日本に迷い込むまでは。 高校を卒業し、未来への答えを見つけら…

古の神々と人とが寄り添い、神託と祈りの中で共に暮らしていた神霊の国・日紫。 この国では、山河に宿る神々の力が国土を守り、王権を支え、民に豊穣と平穏をもたらしていた。 しかし時代の…

神々の頂点に君臨する天陽(あまつひ)は消滅した——とされたが、およそ千年の時を越えて目を覚ます。 神力を失い太陽神の核も奪われ死なない人間のようになった天陽は人間界で人間のよう…

　舞を生業とする家に生まれながら日陰の身だった楠緒子。 　彼女を見初めたのは、舞の名門物部家の当主であり「花太夫」の不比等。 　彼は楠緒子に、自分の「舞姫」になってほしいと告げた…

これは“神代の記憶”を継ぎし者たちが、現代に蘇る“月鬼”との戦いに挑む、絆と運命の物語。 失われた記憶と魂の欠片に揺れながらも、光を探す少女・郁桜。 眠り続ける兄の背を追い…

　太陽は受け継がれる。 　太陽をその背に背負いながらも、年頃の少女の感性を宿す、ユズリハ・アマネに主人公・シリウスは出会う。身分の壁に阻まれつつも彼女に惹かれていくシリウス。しか…

昔むかし、とある海辺の町の大晦日。余四郎と寅吉は、明王様の祠を見張る「供物番」に選ばれた。二人は自分の居場所を見つけられずにいる半端者同士。少年たちはこのとき、供物番という役割が…

明治三十六年、日本の山間にひっそりと残された神社で、志乃はひとつの決断を下す。 「祀る者がいなくなっても、神さまは神さまでいてくださるように」 異国に嫁ぐ彼女は、ひとつの御神…

竹取物語『天人の迎へ』において、かぐや姫を迎えに来た天人たちは摩訶不思議な術を扱い、帝の護衛をものともせず姫を月へと連れて帰った。あの時、人々は何を見たのか。

出生の秘密、宿命、人智を超えた壮絶な戦い…。 何かを背負う桃太郎。仲間と共に鬼退治に向かうも、冒険の真の目的とは？ 人類の幸福と進化の真理に迫る、壮大な和風ファンタジー。 古来…

科学が照らす時代で、信仰は滅ぶのか—神々の咆哮が、今、帝都を揺るがす！ 【あらすじ】 帝紀2680年、科学が発展し、人々が信仰を捨てた時代。神々は力を失い、“禍神”へと堕ちた。…