「ダークファンタジー・戦記」を含む小説

竜帝の娘、玻璃竜ナデシコは竜になれない「美しいだけの娘」と幼い頃から蔑まれていた。人間に師事して魔術師の最高位に達しようと、同族に認められることはなく、勝ち気ながらに父の本心を恐…

　武神が授けし神剣クノーは、握ったものを狂乱に誘う災禍の剣となった。 　神はいう。『この邪剣を、霊山の火口へと投げ入れよ』。 　とある時代のとある国。クノーを抜いた呪われし姫は…

半乾燥地帯に侵食されようとしている大陸。 銃、大砲、騎馬、サーベル、そしてロストテクノロジー。 血と硝煙を振りまきつつ、一人の青年の記憶力、好奇心、合理性が全てを蹂躙する。 砂オ…

少年は全てを失った。残されたのは、骨の髄まで染みた憎悪だけ。 復讐のためならば、彼は悪魔にでもなろう。たとえそれが、己が属する人類を裏切ることであっても。 彼の前に現れたのは…

鉄と魔法が殺し合う、終わりなき戦争。 塹壕で死を待つだけだった一人の兵士アルスは、敗走の果てに「入らずの山」と呼ばれる霧の領域へと迷い込む。 そこは、兵器も理屈も通じない場所。…

2030年、日本。 堕ちた神々が人を喰らう、呪われし都《千年京》。 人々は堕神の対抗組織《国家退魔師隊》に頼り、異形の脅威に怯える地獄の日々を送っていた。 だがそんな中、国家を…

『退屈な運命を否定せよ。世界を彩り、人生を変えたいなら。』 少女は毎日に退屈していた。 変化のない毎日に。予定された将来に。 10歳となり与えられる「役職」はその者の人生を決…

　星森大陸最大の国・聖国。 　この国は、魔術による戦乱の世を平定した建国の祖・舜堯が建てた国。 　建国の後、舜堯とその右腕であった建国の剣・源彩恩は、未来への安寧を願って聖国の民…

――深い森のなかで〈古の神々〉を崇拝しながら生活する人々は、部族間の紛争を繰り返しながら、〈混沌〉からやってくる怪物に対抗し、人類の生活圏を守るため〈境界の守人〉を組織する。 　…

――母を殺したのは、清廉なる聖騎士だった？ 　少年ライオットは、仇を追わず騎士団に加わる父の背に絶望し、ただ一人、復讐を誓う。 　士官学校で安息の時を過ごしながらも、彼の静…

【毎日更新】 ☆☆☆を頂くと筆者のやる気が増します。 投資家の加藤理人（りひと）は殺害されて前世を終えると、異世界の少年リヒトに転生した。 だが子供を虐待し児童労働に従事させる…

継承権を持たぬ王女。存在すら届かない宮廷で、ただ一人、自分の価値を証明しようと近衛軍の扉を叩く。 寡黙な少年。誰も知らない目的を秘めて同じ場所へと足を踏み入れる。 宰相の野望。 …

ある日、13歳の少年・城那皐（しろな さつき）が目を覚ますと、知らない世界にいた。場所は晴和王国。人々に魔法の力を与える世界樹のある国である。そこでクコと名乗る少女と出会い、アル…

魔族との戦いで王太子を喪った『王国』 王都ハイメアに渦巻く混乱と陰謀と政争の中、 戦場帰りの帯剣貴族サーリンガム男爵は 新設治安組織「王都衛士隊」の長に任じられる。 寒風吹きす…

国と父を失った温室育ちの王子クレイス。 闇から生まれた無垢な少年ヴァッツ。 偉大な祖父を目指し、修練に明け暮れる戦闘狂カズキ。 女王に拾われ、異能の力で忠誠を誓う愛国狂ショウ。 …

魔界軍に家族を惨殺されたディアネイラは、仇敵バルケスを討つため、敢えて邪剣〈凍てつく心臓〉を手にする。彼女の家族を救えなかったことを悔いる神界長クリストフ、その息子ハミルカルは、…

生粋の傭兵ヴァルターは戦争を求めて港町に辿り着く。 そこで出会った一人の幼い少女アヤメが、ヴァルターの隠された才能を開花させる。 戦乱で功績を上げたヴァルターは領主として、新たな…

主神に背き、人を愛した罪で天から堕とされた女神。 その魂が宿る霊樹を守護する陰陽師の末裔・櫛名田景明は、女神と彼の一族を排除しようとする組織と戦う。 心の拠り所であった屋敷は炎…

遠い東の国からやってきたロウガ・サイトウは、アルメキア王国に傭兵として働き口を求めて渡航した。 彼の剣術は、アルメキア大陸の騎士剣術とは一線を画し、その武勲は瞬く間に広がり、《…

ごく普通の高校生である祓川零仁（ふつがわ れいじ）は突如、級友たちとともに異世界へ転移した。 転移者なら誰でもスキルをひとつもらえる中、一人だけスキルなしだった零仁は、転移したそ…