「ただわたしだけが」を含む小説

“町外れの山奥に、幽霊が営む温泉宿がある” “わたし”はそんな噂を聞いてその宿に行きました。 『夜な夜な何者かの話し声や叫び声が聞こえる』 『この世に未練を残した少女が寂しさ…

わたしは異常が好きだ 。 みんなわたしを見てくれるから 。

「生まれつき盲目の旦那様。わたしがお月様の美しさを教えてあげなくては…！」 「…可愛らしい、なんて使う相手が俺にできたとは……」 二人して一途で奥手なものだから、観てる方は惹き…

ようこそ。ここはすべての有象無象たちがたどり着く最後の楽園。

ある日突然見えたドッペルゲンガーがきっかけで、友達が元カレのドッペルゲンガーに命を狙われていることが判明。その友達を助けるためわたしが選択した未来は…？

　偉大な魔法師の一人と名高い〈白銀〉が、掟破りの魔法師として粛正された、その事件から十二年。 　山奥の「書庫」で暮らす少年・アズサは、謎の獣に導かれ、奇妙な魔法の氷の中から一人の…

呂部徹が貸してくれたラノベ。おすすめポイントを聞くと 「悪役令嬢がかっこいい」 「じゃ、わたしは悪役令嬢になる」と。 そこから、伊沢麻里の勘違いははじまった。 ある事故で、二人は…

専業主婦の千佳とキャリアウーマンの凪は、高校の同級生。充実した生活を送っているが、会うたびにお互いの境遇に嫉妬してしまう。 千佳は高校生の娘に世間知らずとバカにされ、夫とはレス状…

　若いお母さんと小さな娘は『あるところ』にいくために、長い道の上を歩いて長い旅を続けていた。

　わたしの母は、わたしが１７歳になる年に死にました。 　事故や、病気ではありません。 　行方不明になってから７年が経過したので、失踪宣告が認められたのです。 　その日から、母は…

　文音はうずくまって泣いた。 　大好きなかがみ。中学2年生の時、遠くへ引っ越してから連絡をくれなくなったかがみ。 　メッセージを送っても、既読にしかならなくて、いつしか連絡をする…

聖精石と呼ばれる力によって人の暮らしを脅かす魔獣を退ける世界で、かつて世界を危機に陥れた魔王がいた。 魔王は勇者によって討伐され、今は危ういながらも平穏な時代になっている。 テ…

わたしのお母さんは、まいあさおなじことをききます。

【あらすじ】学校一のイケメンの男子がクラスで空気扱いな女子に裏垢の自傷行為がバレて…… 「傷を治してあげるからさ、わたしと付き合って」 　二人のナイショに付き合いが始まる。 　傷…

わたしたちを見て誰もが悲しいって顔をするけど、これってそんなに不幸なことかな？ 終わりを迎えるその日まで、小さな約束は重ねられていく。 穏やかに収束を待つ、あなたとわたしの日常。

顎木あくみ先生の『わたしのしあわせな結婚』二次創作です。 婚約者として認められ、家に置かせてはもらったものの、清霞の美しさや社会的地位を美世は自分と比べてしまい「やはり自分では…

このエッセイ「わたしの思うところの、ベーシックインカム」では、ベーシックインカムという社会制度について私自身の考えを述べています。ベーシックインカムは、すべての国民に毎月一律で最…

聡美・里香子・実和子……三人の女たちと、呪いの鏡を巡る物語。 聡美は、二十歳の誕生日に叔母から贈られたアンティークの鏡が怖い。 鏡の向こう側から【なにか】が聡美を呼んでいる、待…

高校入学前夜部屋にやって来た妹が突然告白 「お兄ちゃんわたしと付き合って」 人生初告白が妹って… 妹の涙を見て断り切れなかった俺は、返事を保留の状態で入学式に 同じ高校に通…

祐里さんの企画への書き下ろしです。 「くちびる」に焦点をあてた、大学生二人のある日の話。