「#和風」を含む小説

江戸後期以降、ある事件をきっかけに、妖物（あやかしもの）と呼ばれる異界のモノたちが跋扈するようになってしまった異界日本。 妖物は闇を纏い、病みを振り撒く。 そんな妖物に抗うため、…

三十代後半、派遣を点々とし。のらりくらりと生きてきた真賀地清司。ある日派遣切りの波におされ無職となる。行き場を失くした清司は死へ迎う旅をしようと僅かなながらのなけなしの金で旅に出…

時は平安。妖や魔物が多く蔓延るこの日ノ本で二人の異端児が出会った。 転生し、千年以上もの未来の記憶を持って生まれた自称忌み子でフリーの陰陽師の陽光（はるみつ）。 妖狐でありなが…

幻想歴史資料館に眠る未編纂の文献資料の数々――その物語が嘘か真か、誰がいつ書いたのかも分からない。しかし歴史を紐解くヒントがそこにある！？ 歴史ファンタジー作品群『噴煙シリーズ…

短歌、または俳句で日々の事を綴った。 歌集または、俳句集になる。

柚木薫はかつて物の怪から助けてくれた枢木雅清に想いを抱いて、対魔の軍として知られる過酷な聖陽軍に飛び込み、紅一点として働く事になったが……意中の彼は、とんでもない鬼教官だった！ …

文明開化の風が吹き込み、和洋折衷の美が街を彩る時代。 和装の優雅さと洋装の華やかさが交錯し、古き伝統と新しい価値観がせめぎ合う中、桜子は生きていた。 桜子という一人の少女を巡る…

昔々、八百万の神がいる日出づる国があった。 春神の末席である「桃梅桜」は、その美しさと無力さから他の神々に嘲笑されていた。しかし、神は温かな微笑みを絶やすことはなかった。 ある日…

一介の物売りの庶民娘・陸玉蘭（りくぎょくらん）は、宝晶宮の支配者で太守・楊明（ようめい）の寵愛を受けることになった。 身分の差に戸惑う玉蘭。 楊明は玉蘭を正室にしたいと言い張…

とある異世界感ある坂の街にすむ鉄道好きの男子大学生は、人間関係に悩みを抱えていた。 男子大学生はこの街で生まれ、街の北側にある公立大学の近くに住み、平日は大学、日曜日は近くの大き…

　悪魔は悪いやつだ。悪いから、魔術師に成敗されて当然。めでたし、めでたしだ。 「そーいうの、なんかムカつきますね」 　ぶった斬ったのは、魔術師の少女だった。 　これは、魔術師が悪…

私は鬼と人の間に産まれた娘だ。 村で私達家族は村八分で忌み嫌われていた。 成長したある日家に戻ると家は焼かれ両親は死んでしまった。 村人達に殺されそうになり山に逃げた私は綺麗な顔…

かつて山村で無邪気に笑い合った友、蒼真（そうま）。優しかった彼は、冷酷な若当主となり村に現れた。再会した茜（あかね）は、幼い頃に見たあの温かな瞳がどこへ消えたのか、その理由を知り…

彩雲の上に建つ絢爛豪華で幽玄なあやかしの国。 あやかし国を滅ぼすため人間界では祓魔一族が実権を握っている。 無能で虐げられてきた主人公は、祓魔の力が開花し、あやかし王を倒…

　狐姫。 　狐憑きの容姿をしたわたしはかつてそう呼ばれ、戦国時代で生き残るために一度は織田信長によって滅ぼされた朝倉家を再興し、その勢力を拡大させた。 　上杉家、織田家、北条家…

麻には、母親違いの姉がいる。その姉はなぜか、離れに一人で過ごしていた。これは少女が、たった一つのヒカリを見つけたお話。

進め。己がために。 ＿＿＿＿＿＿＿ あなたは、日常が壊れることを想像した事があるだろうか。 神によるシンカの影響で、新世界を迎えた地球。 先天的な超常、異能力と後天的な努力…

対峙する鬼と侍。交わす言葉は、何度も口にしたその問いだけ――

　トオルは高校２年生の男子高校生。去年の１０月３１日、忘れ物を取りに戻った時にエルフの少女が出現するのを偶然見てしまう。彼女はすぐに記憶操作の魔法を使って記憶を書き換えたものの、…

夜空を真っ赤に染める炎。故郷を賊に襲われ、その時死んだ女。 三年後、白鈴は水槽の中で目覚める。 彼女は意識を取り戻し気付く。そう、人の姿をしていなかった。 記憶は曖昧。体は「水…