「幻 ファンタジー」を含む小説

花とクリーム菓子とアコーディオンの都・ピエトラ。いずれ旧首都と呼ばれる華美な公国の朝は青年の笑い声で始まる。母親のおかしな醜聞、師範の結婚、窓辺の君の愛らしい我儘──今朝の事のよ…

初めて書いた詩『少年と少女の贖罪』を含む、中学〜高校初期にかけて制作した詩15篇を収録。自信作は『umbrella umbrella』『悲しい音』『幻の花』。

農民出身の少年、シンはパーティ仲間の少女を襲ったとされ、それを理由に他の仲間たちから暴行され、殺されてしまう。 しかし、それは魔法による幻だった。 その身分故に差別され、迫害され…

〈幻燈魚七姉妹シリーズ・佳雨音〉 僕の祖父母が営んでいる民宿「満月荘」に奇妙なことが起こった。満月の夜になると和服を着た半透明の女の子が何処からともなく現れて民宿をドダダダダダ…

『黄昏の少年』の「小説家になろう」版に載せていたプロローグです。 　著者としては好きなのですが、ストーリーとしてなくても通じます。 　そして読んでくださった方の意見も完全に二つ…

幻夢郷。まぼろしと夢にあふれたところ。 その見世には、『瑠璃（るり）』と呼ばれる『人魚』の男娼がいた。 青いうろこの脚を持つ瑠璃。しかし彼は、自分が本物の『人魚』でないことを知っ…

◇黒閾《こくよく》のダークブレイズ◇ 　魔法や剣、異能力が世界を占める戦乱の世界。 　その中で敵に戦わずに勝つ、武の究極の一に開眼した最狂の剣士がいた。 ﾞ黒き戦鬼”ガ…

統治しない伝説の王を戴くユリティスの王国。 人間と精霊、幻獣と神々までもが、あるがままの生命を生きる大地。 その地で、魂の半身である伴侶を失った男と、自分自身の過去を失った女が出…

薬作りを学びたくて魔女に弟子入りしたけれど、最初の師は高齢で半分寝たきり、次の師は極度の人見知り。まともに教えて貰えないまま16歳となった見習い魔女レイラが、たらい回しに送り出さ…

人間が必ず双子で生まれ、人々が土地の神を信仰する、アジア風のファンタジー世界が舞台のお話です。 若干の流血表現がありますので、苦手な方はご注意ください。 よろしくお願いします。 …

数百年前、地球の地中深くより、今迄発見されていたどの生物にもあてはまらない謎の化石が大量に発掘された。それらの異様さを挙げると枚挙に暇がなく、いつしか、亜人種や幻獣が地球上に存在…

幼い頃に両親を亡くした少年アレフと妹のエトナは、孤児院を経営しているマクレインに五歳の時から育てられた。十二歳の夏休み、アレフとエトナの所に、大男のマースとちょび髭のポンメルンが…

叉雷は幼い頃に、ある伝説の獣に魅了された。以降、彼は見果てぬ幻を追うように「それ」を捜し続ける。――叉雷が追うものとは何か？ 「叉雷の鱗」は「さらいのうろこ」と読みます。「叉雷…

西洋風ファンタジー長編。 顔も知らぬ父のことを知る為に大国を訪れた少年は、静かに、世界を滅ぼしかねない騒動に巻き込まれる。 ※エブリスタ掲載済。

この世とあの世の狭間の世界、幻(ゲン)。そこへ1人の青年がやってくる。不思議なことに、自分の名前もここへ来た理由もわからない。本当の自分を取り戻すため、鍵となるある職業に就く。 …

　リーチカ・プロテチアは港町に暮らす貧乏な錬金術師である。 　腕は自称それなりであるが、いかんせん知名度が低い上に宣伝に使える仰々しい経歴も持っていないときた。 　それに年も若い…

【「戦うイケメン」中編コンテスト、中間選考通過作品】 　二階堂誠一は、妖狐の蒼矢（そうや）とともに便利屋『幽幻亭（ゆうげんてい）』を営んでいる。 　そんなある日、助けてほしいと…

ここは魔法の存在する世界。アルバリという王国は、かなり栄えた国だ。細かく地方に分けられたこの国は、それぞれ有力な貴族に統治されている。 ブロン地方の領主であるテグロフ家は、末娘の…

ただいま連載している「よろず屋うろん堂」より、短編で一話カクヨムコン用に切り取りました。最終日なのに・・・・。 どこかに存在している『よろず屋うろん堂』女店主は言う。 ここ…

　ガラケークラアント「ウェンクエ」は、サーバと同時に異界、「ウェンスノース」に接続する。 　プレイとガラケーを通じて、キミはその異界、剣と魔法の世界と実際に繋がる。 　プレイキャ…