「こうして終わって」を含む小説

この恋は終わっているのか？ 待っていれば、いつかは報われるのか？ 諦めることも、進むことも出来ないままもがき続ける、涼加。 過去に受けた深い傷が未だ癒えず、臆病な自分を隠…

大学１年生の立花蓮は、前々からやりたかった『神社仏閣サークル』を立ち上げる。細々と活動を続けていたある日、サークル加入希望の女子、夏樹遥香が現れる。４人の部員とともに、失った青春…

とある村で宿を取った陸王（りくおう）、雷韋（らい）、紫雲（しうん）の三人。早めの夕食を摂り終わって寛いでいるところに、仕事を終わらせた村の男達が現れた。その中の一人が獣の眷属であ…

　やあ、こんなところに人が来るとは珍しい。君のような物好きは大歓迎だ。私でよければ案内しよう。 　今は西暦2184年。我々の目の前にあるこの列島は、アメリカ合衆国の最東端ジャパ…

世界が崩れて三週間。 学校に籠城していたアリアは、食料も未来も尽きかけた日、 初恋のサムをウォーカーに奪われる。 死を受け入れかけたその瞬間、 “黒ずきんの少女”が現れ、 あり…

王政が支配する世界で、名を持たず、性を偽って生きてきた少女。 「跡継ぎ」として育てられた日々は、ある少年の出現によって静かに終わった。 居場所も名前も失った彼女が出会ったのは、 …

戦闘孤児で組織に拾われ暗殺者として育てられた主人公クーヤは異世界人勇者の暗殺任務に失敗してしまう。勇者――土橋音結（つちばしねむ）は何やら急いでいるらしく、とどめを刺されるどころ…

徒然なるままに、あるいは、春はあけぼの、な、エッセイとなるのか、とある日常。週一更新予定。 日常生活あるある……と、うなずいてもらえるか否か――どうなんだろう、と後から思っては…

生きてる理由。 生きなきゃいけない理由。 死んでない理由。 死なない理由。 死ねない理由。 死んだ理由。 そして彼女が、死ぬ理由。 フィルムに焼き付けたいくつかの光景が、 私の…

土曜出勤の日、医療システム会社で変わり者薬剤師の激しいクレームに奔走する玄律暁。事務員の朋子との会話が、わずか一日のうちに深みを増す。別れの痛み、共有した幸せの記憶、薬物問題の告…

ファミコンを一度もやったことない人っているのだろうか？……いやいる。いて欲しい。そんな人にファミコンディスクの『レリクス』をやらせて発狂する様を観察したいそんな今日この頃。

これは、世界が静かに終わっていく物語です。 　噛まれたら終わり。 　そう言われていた時代は、まだ牧歌的でした。 　この物語に出てくるのは、もっと質の悪い“ゾンビ”です。 　死なな…

「あなたのスキルは【○○】です」 「マルマルって何！？」 前世は何一つ報われる事なく、心からっぽのままに35歳で生涯を終えた後、この世界に転生したアルテナッシに、16歳の時に与…

全てが終わるその瞬間、長らく友達関係だった私たちは結ばれた。 逃れようもない世界の破滅。誰もがいつも通りの日常を送る中で、お互い隠すものはなかったはずの二人の間に、新たに芽生えた…

　天才少年作家・葦原 廻（あしはら・めぐり）の周囲には、《死神》の影が見え隠れする。 　父、恩師――大切な者が次々と失われた過去が、廻の心に影を落とす。 　そんな中、最推しのV…

ネット上で人気な歌い手をしているレイもとい裏背零は、鬱屈とした毎日を送っている。悲観的マイナス思考で、いわゆる病み垢で深夜まで潜っては、リストカットや市販薬の多量摂取を繰り返す。…

　初めまして、人間。 　僕かい？　強いて言うなら、体と同じくらいの翼が生えていて、頭の上には光の輪が浮いている、両性具有の気怠げな天使ということにしよう。 　僕にとっては見た目な…

どこかの異世界で起きる、どうしようもない“日常”のお話。 友人の身体が乗っ取られても、 プロポーズが悲惨に終わっても、 厨房が爆発しても―― まぁ、人生いろいろ。 笑ったり、…

現世において、魔女は孤独な存在だ。 魔女狩りの時代は終わったはずなのに、偏見と差別は今もなお形を変えて残っている。 魔女であることを隠して生きてきた「わたし」は、ある日つまらな…

戦国の炎が浅井家を飲み込んだ夜── 五歳の少女・茶々は、燃え落ちる小谷城を見ながら静かに誓った。 「浅井はまだ終わってない。終わらせない。」 父を討った張本人・織田信長に引き…