「言えなかった 短編」を含む小説

妖精に会ったとされる女性の音声記録を依頼のもと文字起こしを行った。音声はノイズが多くあり、後半に限って言えば、ほとんど言語が聞き取れなかった。悪戯だ、と依頼主は言った。その悪戯の…

男所帯なうちのサークルでは、お世辞にも清潔とは言えないやつらが多い。妖精さんのイタズラでもなけりゃ、こいつらがこんな香りを漂わせることはないのかも。

KAC20252 「あこがれ」応募作品。 小説投稿サイトのあこがれと言えば異世界転生・転移かな？ と思い書いてみました。 チート過ぎるとつまんないよね。実際、異世界転生とか出…

通信制高校に通う私と体育で一緒にバドミントンをしてくれている箱山さん。 前期最後の授業で彼と会うのもこれが最後だと知った。 短い間でしか関係を築けなかったけど、好きになった。 そ…

「きみは幸せでしたか？」 この一文、変だと思いませんか？ 三鷹博士が、この一文について考察します。三鷹博士の「きみは幸せでしたか？」考察 ここは、三鷹万物研究所の1室である。…

回天堂に来た新たなる依頼。 それは『トリノ光臨』と呼ばれる現象の調査報告だった。 いつものようにアルバイトが仕事を受けた時、課長から意外な事を言われた。 今回の依頼は調査から報告…

「私、もう十四歳なんだけど。いつまで飾るのかしら、これ」 「そういうのは、叔《ヨシ》さんに直接言えよ」 　プウっと膨らます頬に、彼は笑って楽しそうに続けた。 「それだけ、大事にさ…

僕は気が付くと闇の中のベンチに座っていた。死んだようだ。そこに、君が現れた。 2025/3/6 改稿しました。

　季節ものホラー(の心算)です。春の香りと言えば「沈丁花」。嗅いでよし、愛でてよしの、可愛らしい花です。花言葉は「永遠」「不滅」そして「栄光」。 　あまりホラーっぽくないかもし…

眠り王子こと寧音は私の幼馴染。 本人曰く睡眠は大切との事。 確かに大切だけど――。 寧音の場合は周りに友達がいても関係なし。 眠たくなると寝ている。 幼馴染に私から言えば、一緒に…

小学生の俺、風見鶏風馬（かざみどりふうま）は、従妹の雛祭桃花（ひなまつりももか）と久しぶりに会った。 桃花は「今日の桃花、可愛いでしょ？　今日のために桃色のワンピースにしたんだよ…

会社の部下と呑んでいた。 途中から記憶がない。 目が覚めると全てを察した。 魔法のiらんどSSコンテスト参加作品です。

「私以外に撮られないでよ」 写真部部長の女子高生が、後輩の女の子に恋をした物語。 しかし後輩は有名男性写真家に撮られることを夢見ていた。

突然の婚約破棄によって、社交界で孤立する公爵令嬢アメリア。 周囲の冷たい視線に傷つきながらも、幼なじみだけが変わらぬ笑顔でそっと寄り添ってくれる。 だが、病弱な彼には、誰にも言え…

魔法のiらんどショートストーリーコンテストテーマ「好きな人の好きな人」参加作品 放課後、ふたりだけの秘密基地――廃駅のホーム。 主人公は親友・拓海に片思いしていた。けれど、拓海…

　「私」は、ずっと付き合っていた「キミ」に別れを告げる。しかし、それには決して言えない理由があって……？ 　魔法のiらんど25年間の感謝を込めて「ありがとう またね、大好き」シ…

付き合って1年。 わたしはまだキミに言えていない言葉がある──。 思い出の場所でこれまでのことを思い返しながら、伝えられなかった想いを口にする。 これが最初で最後だから。 …

　今日も私は元カレの所に行く。 　今の彼には言えない言葉を聞いてもらうために……。 ※この作品は魔法のiらんど25年間の感謝を込めて「ありがとう またね、大好き」ショートストー…

余命宣告を受けた私は、残された時間を彼と一緒に過ごすことだけを考えていた。私がいなくなることを伝えたくなくて、毎日を笑顔で隠し通した。当然、彼らのもとには別れが訪れる……。 心を…

大学生の頃、「風邪、もう大丈夫？」と聞いただけで、佐藤君を泣かせてしまった。 ☆ 「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテストへの応募作です。