「#少し不思議」を含む小説

未発表、またはなんらかの形で発表済みの物も含めてショートショートを適当にここにぶっこんでいきます。主に広義の意味でホラーテイストの作品を中心としていますが、時折そうではないものも…

【三題噺 #59】「マット」「ショート」「背後」の為に書きました。男とカブトムシの少し不思議な愛の物語。

Welcome to The World of MYSTLIA'S. 突如〝終わり〟を迎えた世界・ミストリアス。 この世界を愛した神・ミストリアは世界の復活と引き換えに力尽き、…

「海を見たい」とミノリが言った。その海は、かつて栄え、今は廃市となった街の、小さな港湾のよどんだ海だ。そんな海が見たいのかと、イチカは不思議に思いながらも、幼なじみのミノリを案内…

―― 機関車は、ゆっくりと動き出した ―― ＊ネタバレが含まれます＊ 高校生の結妃は最近、学校に行きたくないと思うようになっていた。 母は学校を休ませてくれず、通学のため…

気がつくと井戸の中らしき暗い場所にいた。這い出ることを試みるが底が深すぎて無理ゲーだった。

春。輝かしい未来への一歩を踏み出すはずだった主人公は、敢えなく夢を断たれてしまった。 さらに、自由に異世界を覗く術を持った彼女は、大好きな世界が無くなってしまったことにも気づいて…

ホームセンターで安売りされていた『星の花育成キット』。 一週間であっという間に大きくなるのに、どうにもうまく、咲かせることができずに八日目の朝には枯れている。 きらきら輝く星は見…

かつては神職についていながら神に不適合の烙印を押され力を失ってしまったシハルと神から盗みをはたらこうとして悪霊と化してしまったヴァルダの少し不思議な旅の物語です。 1章が3万文…

　郊外の寂れた街に住んでいる主人公・誠は、地図を持って一人でここに来たという少女・結那に出会う。同じ土地を表しているのに、全く違う様子の観光案内の載ったその地図は、元々は結那の親…

ある日、男がバーで飲んでいると、見知らぬ人物にいきなり話しかけられた。ハットを目深にかぶったその男は未来から来たという。彼から渡された眼鏡は少し先の未来を見ることができた。これを…

【KAC2024】「めがね」２作目。 終焉を迎えた世界に残された一つの眼鏡。眼鏡は、これまで見てきた世界を記憶していた。 そこから、新たな世界が始まる。

【KAC20247】KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ 第７回お題「色」より。 ❏僕＝コマ、幼馴染＝ガラス、二人のお話。 ❏児童向けく…

クラスメイトの天野葵は、変わっている。自己紹介で「私は色が見えません」と言っていた。そんな天野の隣になった俺は空の写真の色を聞かれた。

学校で最近流行っている心理テストで盛り上がったその日、実家の花屋に帰るとそこに不思議な女性が現れて…？ 女子高生と小狐の少し不思議な日常シリーズです。

　ある晩、ナイトクラブのショーの照明でインスピレーションを得た茂呂博士は、光を使った物質変換器を作り出す。 　助手と実験を重ねる博士。 　うまく動作して成功することはできるのだろ…

ある日、ポケットの中に小さな宇宙人が国を作ってしまった。「大国」を治める皇帝は、スーツの主を見下していたが……。

　人類のほとんどが地球から飛び出してしばらく経ちました。この『しばらく』というのは僕たち道具の感性なので、人間のそれとは違うかもしれません。人間にしても相……何とか理……

私は、ふと訪れた店で、夢色の小瓶を手に入れた……。 そして、私は、夢を見る。 小さな瓶に籠められた、彩りに満ちた、誰かの夢を。 あいまいで、おぼろげで、不確かだけれど、愛お…