概要
以下、スニーカー大賞用の概要です。ネタバレありです。ご注意ください。
第一部にて応募です。よろしくお願いします。
概要
小学五年生の時、古い寺で謎の呪いを受けた桐人(きりひと)。それは、自らの意志と無関係に視線が女性の胸へと引き寄せられてしまう『呪い』だった。この呪いのせいで「視線の変態」と蔑まれ、孤独な小中学生時代を送る桐人。しかし、彼の日常は、高2でクラスメイトになった美少女剣士・大宮さくらとの出会いをきっかけに一変する。
彼女に剣の
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!変態扱いの俺が、光の剣で吸血鬼を斬る日が来るなんて。
6章途中までのレビューです。
冷静で頭の回る主人公が、なぜか“呪い”のせいで女子の胸に視線が吸い寄せられてしまう——。
本来ならクールに決まるはずの場面も、どこかコミカルに転がっていく。そのギャップがたまらなく面白い!
胸ばかり見てるけど、呪いなので仕方ない。けど、とにかく立ち回りがスマートで、このタイプを好きになる女子は多いはず。
軽口と緊迫感が絶妙に混ざったテンポの良さは、まるでジャンプ系の人間関係ドラマのよう。
妖艶な女性キャラとの駆け引きも見どころで、笑いながらも背筋がゾクッとする瞬間があります。
キャラのノリで走りながらも、裏ではしっかりとした世界設定が動いており、気づけばペ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!呪われた視線、それは大切な人達を守り、死線を潜り抜ける鍵。
ポップでパンチのあるタイトルの面白さとは対照的な、吸血鬼との熾烈な戦いが描かれた作品です!
視線が本人の意思とは関係なく、勝手に女子の胸に吸い寄せられてしまう呪いにかかった少年・桐人。
前半はギャグが多く、呪いのせいで変態扱いされて死ぬほど女子から嫌われている桐人君を楽しめます(?)
が!第一部の中盤からその様相は一転し、物語が大きく動き出します!!
彼の呪いの秘密、吸血鬼の生態の謎、などなど様々な伏線が回収されていく様は読者の心を掴んで離しません。
そしてさくらさんがとても可愛いです!!
一度見たら最後まで物語の行く末を見届けたくなるそんな作品です✨
気になった方は是非読んでみて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!視線は釘付け!男子に課されたHな呪いが敵を討つ!吸血鬼と戦う成長物語!
主人公はいたって普通の男の子
ある日、突然『呪い』をその身に宿すことに!
その『呪い』はと言うと?
死へのカウントダウン?
不死身の能力を授かる?
姿が女子に変わるとか?
いえいえ、どれも違います!
その『呪い』は、女の子のお胸を見てしまうというもの!
『呪い』のせいで女子から変態と呼ばれることに!
主人公は『呪い』を制御するために必死に訓練を!
だけどなかなか思い通りにいかない日々
そんな時、剣道に生きる令嬢さくらと出会う
とっても楽しい学園生活が始まると思ったら?
闇に潜む存在、吸血鬼との血戦が待っていた!
ヒロインとの関係はどうなるのか?
えっちな呪いを課された主人公の思い…続きを読む - ★★★ Excellent!!!視線が導く運命 ――煩悩と成長の交錯する青春譚
「視線」という一見軽妙なテーマを軸にしながら、物語全体は意外な深みと説得力をもって展開されており、読み応えのある作品に仕上がっています。主人公・桐人は単なる“スケベ男子”にとどまらず、「自分では制御できない視線」というコンプレックスを抱え、その呪縛とどう向き合うかという人間的な葛藤を描き出しており、読者は笑いながらも共感や切実さを覚える構造になっています。
特筆すべきは、視線の“圧”という感覚を具体的に言語化し、第三話でそれを「感じる側」の視点から掘り下げている点です。これにより、桐人の悩みは単なるギャグ要素にとどまらず、人間関係の本質的な心理的駆け引きへと昇華されています。
また、さく…続きを読む - ★★★ Excellent!!!“呪い”を“悟り”へ変える物語──見つめる勇気と愛のかたち
煩悩を力に変えるという発想が、単なるギャグを超えて“人間の本質”に触れているのがすごいですね。視線という日常的な行為を「罪」から「理解」へと昇華させていく過程に、哲学と詩情を感じました。さくらの強さと揺らぎ、ユリの嫉妬と優しさもリアルで、三人の関係がただのラブコメに終わらない深みを持っています。
吸血鬼との戦いで見えてくる“心の記憶”も、単なる敵ではなく、救いと赦しの物語として昇華されているのが素敵です。館長との師弟対決、そしてラストの《視ること=愛すること》というテーマの提示がとても印象的でした。
第二部も、桐人たちがどんな“運命の歪み”に向き合っていくのか、楽しみにしています!