概要
書く、読まれない。何者にもなれないあなたへ
巷にはこんな創作論が溢れています。
「こうこうこうすれば君も小説家になれるよ」
果たして本当にそうなのでしょうか。
そんなの片っ端から試したけど全然小説家になれないんだが?
それどころかPVは伸びないし星も増えないんですけど?
これは小説家どころか何者にもなれないあなたへの、現実と絶望の創作論です。
大丈夫、安心してください。
あなたは小説家にはなれませんから。
「こうこうこうすれば君も小説家になれるよ」
果たして本当にそうなのでしょうか。
そんなの片っ端から試したけど全然小説家になれないんだが?
それどころかPVは伸びないし星も増えないんですけど?
これは小説家どころか何者にもなれないあなたへの、現実と絶望の創作論です。
大丈夫、安心してください。
あなたは小説家にはなれませんから。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!夢の国から出るという選択肢。
ある意味、危険図書のような創作論である。それはまるで、子どもたちの夢の国に響き渡る、無情なアナウンスのようだ。
しかしこれは、ただの悲観論ではない。本作では、客観的な現実が、淡々と突きつけられる。そして、(読み手にとっては)追い打ちのように、こう問われるのだ。
それでもまだ、あなたは小説家という、特別枠に入れると思えるのですか。
夢から覚めたあなた(あるいは、私)は、浅い呼吸と動悸をなんとか鎮め、あれは夢だったんだと繰り返すだろう。あれは、夢を食い破る夢だったんだと。
ある意味で、それは正しい。そしてある意味で、それは間違いだ。
私がこのように記す理由は、本作を読めばおお…続きを読む - ★★★ Excellent!!!それでも書くのか? 地獄を笑って進む者たちへ
タイトルからして挑発的。
しかしページを開いた瞬間から、読者は「小説家を目指すとはどういうことか」を真正面から突きつけられます。
新人賞の倍率、WEBでの書籍化確率、努力と才能が報われない現実。
具体的な数字を伴った冷徹な指摘は、夢見る作家志望者の幻想を容赦なく粉砕します。
けれどこの作品はただの「諦めろエッセイ」ではありません。
最終的に作者自身も「小説家になれないのに、それでも書かずにはいられない」と告白する。
その姿勢に読者は共感し、痛みながらも不思議な勇気をもらうのです。
小説を書き続けるとは、自己満足かもしれない。
努力が無駄に終わるかもしれない。
それでも「書く」という行為…続きを読む