永遠に続く業

途中までうんうんと共感しながら読んでましたが、

〝ではどうしましょうか。

 答えは簡単です。


 筆を折ってください。〟

のところで、ハッとしました。そして、やられたと思いました。
読まれないと悔しいんです。悲しいんです。だけど、それが理由で書くのをやめるのはできないんです。書くのをやめるほうがいっそう悔しい、悲しい。そう思い至ると、結局小説を書くっていうのは、読まれて完成、なのではなく、ただただ書くことそのものが欲求の源泉だということなのでしょうね。たぶんこれからも書かずにいられないのでしょう。私も、みなさんも。
気づかせてくれてありがとう。

その他のおすすめレビュー

青出インディゴさんの他のおすすめレビュー96