文字がカタカナだけの世界なんて存在するわけがない

とても難しいんです。
時々、前のページと今のページを行ったり来たり

だけど、
確かに、そうだなぁって思ったり

気がつくと、最後まで読んでいました。
難しいけれど、非常に興味深い。
しっかり読まないとわからないと思います。
読み飛ばしには向かないです。

ハングルってどうなんだろう？
そんなことを思ったりしました。

異世界で使用されている文字がカタカナだけだったらどうなる？という思考実験。

多くの異世界ものでは、キャラクターは日本人ではないけれど、
たいてい作者も読者も日本人だから、都合により日本語で喋る。

当たり前のようにそう書かれてきたことが、ちょっと視点を変えてみるとおかしなことに。

決して異世界ものを否定するわけではないけれど、新たな視点で見る異世界。
「存在するわけがない」世界、気になった人はぜひご一読を。

カタカナだけの世界・・・
確かに、今のカタカナの使われ方を考えればあり得ないだろうし、現実味はないかもしれない。
だが、それに近い試みは、古今東西、あちこちで行われている。

それは確かに、利点も少なからずあるだろう。
だが、それに伴う弊害も必ず存在する。

とはいえ、このような思考実験は、およそ物書き、特にフィクションを扱う者にとっては必須と言ってもいい鍛錬の一つであると、私は申しあげたい。

これは！！　
本当にこの界隈の方々に読ませたい一冊です！！


これは個人的な恨み節なのですが、
私は、異世界転生を筆頭とした『TH E ⭐️世界観』の文学が苦手でしょうがないけれど、
それはどうしてか、一旦冷静になって考えてみたらやっぱりこれに行き着くのです。

異世界では、明らかに日本人の名前の日本人顔の主人公が、
明らかに日本人ではない名前の、日本人ではない顔のキャラと、

『日本語』で会話しているところでまずハードルだ。
海外行ったことねえのか！！　まず伝わんねえぞ日本語なんか！！

そのくせ、彼らが使う魔法は頑なに日本語を避けるのだ。

フーラ、ゴーア、ドーマ、シャマク……何語だ！…続きを読む