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- ★★★ Excellent!!!きっとその時は誰にも訪れる。放課後の雨のように、いつの間にか降りてくる
雨の放課後。
人の良い高校二年生の〝本日 快晴〟は、やんわり押し付けられたクラス委員の仕事を片づけています。
そこにやってきたのは、いつも朗らかな同級生、雨野一 雫。
彼女は傘立てに置いていた傘を誰かに持って行かれたのだと言います。
この話を聞いた快晴は自分はもう一本手持ちがある旨を話し、雫へ傘を渡します。
心遣いと親切がつなぐ仄かな関わりの情景が広がります。
なんだか、これから快晴の未来は、明るく晴れることとなりそうです。
微かな雨音をBGMにして若いふたりが、ひとときのお喋りをするだけの一場面。
そして、誰の中にもしまわれている、在りし日の誰かを思い起こすような一場面。
そん…続きを読む