概要
お前らの推理は間違っている! 私は貧乏神なんだ!!
私は貧乏神だ。お気に入りの『アスミ』の家へ向け、現在は帰宅途中。
小銭をドブに落とさせたり、家電を故障させたり、そうやって家計を圧迫させていくのが私の持つ力。アスミのお小遣いはそうしてどんどん目減りしている。
だが、愛おしいアスミの家へ帰ろうとした際、私は『異変』を目にした。
道端に何ヶ所も『唐辛子』が仕掛けられている。私にとっては弱点となるもの。それが道に撒かれていては、ろくに通行することもできやしない。
一体何があった? 貧乏神である私の存在が、人間に気付かれたのか。
おかしい。何かがおかしい。『異変』について、何かを理解した顔でいる人間たち。だが、奴らの推理は間違っている。
なのに、なぜだろう。なぜ、私は追い詰められている。
小銭をドブに落とさせたり、家電を故障させたり、そうやって家計を圧迫させていくのが私の持つ力。アスミのお小遣いはそうしてどんどん目減りしている。
だが、愛おしいアスミの家へ帰ろうとした際、私は『異変』を目にした。
道端に何ヶ所も『唐辛子』が仕掛けられている。私にとっては弱点となるもの。それが道に撒かれていては、ろくに通行することもできやしない。
一体何があった? 貧乏神である私の存在が、人間に気付かれたのか。
おかしい。何かがおかしい。『異変』について、何かを理解した顔でいる人間たち。だが、奴らの推理は間違っている。
なのに、なぜだろう。なぜ、私は追い詰められている。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!なかなか鋭い。源次郎の部分以外は。
(本当の意味で)神の目線だからこそめちゃめちゃに笑えます。
貧乏神の悪行に困る少女の下に、突如現れた何か知ってそうな老婆。
そして老婆によっていきなり出てきた源次郎。
――いや、誰やねん。
そして、事あるごとに、源次郎、源次郎。
普通なら「何を頓珍漢なことを」、となるのですが、その見ず知らずの源次郎との奇跡的なシンクロのせいで、貧乏神がどんどんと追い詰められていきます。
ずれてるのに確実に急所を突いてくる「証拠」に、貧乏神のツッコミもキレッキレ。
もう途中からは「げwwwwんwwwwwじwwwwwろwwwっうwwwwwww」となること間違いなし。
しかし、この源次郎によって巧みに覆い隠…続きを読む - ★★★ Excellent!!!貧乏神が納得できない追い詰められ方、最高
オチが最高です。
そこを1番推したいですが、ネタバレになるので何もいえません。
黒澤さんの伝家の宝刀、どんでん返しといったところでしょうか。
予想はしてみましたが、私は思いつきませんでした。やられました。
この作品のポイントは、推理していく過程も相変わらず面白いのに、それを上回る勢いで圧倒的に源次郎です。
源次郎についていくら私が語ったところでネタバレにならないというか、本編を読まないとどうしようもないので、遠慮なくぶちまけます。
タグで源次郎ってありますけど、人生でこんなに源次郎が印象に残ったのは初めてです。
貧乏神の話なはずなんですけど、源次郎が脳内へとひたすら連呼されていきます
…続きを読む