伝わって来る貧乏神の焦燥

この物語の貧乏神は焦っています。
自分の使命を果たすために、憑りつく人間の周りに張り巡らされた障害と排除するため、渾身の知恵を絞ります。
対する人間は当然のことながら貧乏神の存在には気づいておらず、別の霊障と勘違いしたまま、何故か的を射た対策を練ります。
そして物語に張られた伏線が最後に。
何故貧乏神は、蟻が嫌いだったのか!
とにかくコミカルで面白い作品です。
是非ご一読を。

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