忘れたいひと

忘れられない人がいる。
でも、忘れたいのだ。だから、縁を切りたいのだ。

縁切り悪魔との取引から始まる本作。
繊細かつ精緻な心理描写が巧みに読者を物語の世界に引き込んでいきます。

縁切り神社という名前からもなかなかな切なさを予感できますが、その結末は必見です！！

まさに忘れられない物語となること間違いなし！
ぜひぜひご一読ください！！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（369文字）

かつての恋人を忘れたくて、縁を切ってしまいたくて訪れた神社での奇跡の夜。

彼と出会うと一瞬であの頃に戻ってしまう感覚に満ちた星の夜が切なく、ラストまで一気に読まされます。

忘れられない人がいる貴女に読んでもらいたい話。

短いストーリーで、とてもエモーショナルな体験が出来る短編です！

心理描写が巧みなので、すぐに物語の世界に没入でき、たちまち胸が苦しくなるような切なさを味わえるでしょう。

物語で感動したい、でも、長編を読む時間がない――そんな貴方にお勧めの一作。

このレビューで少しでも興味を持たれた方は、是非、お手に取ってみて下さい。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（181文字）

読んでみて、即、感じたのは、文章の旨さです。

しっかりした文体で、この小説は書かれています。

で、一番、面白いところで、次の作品への展開を持って行っています。

この書き方をみると、相当に、書き慣れた作家さんだと分かります。

ともかく、これからの展開が期待できる小説です。

是非、一読あれ。