大喜利が趣味の長内さん

第25話 学園祭の最後を飾る！大喜利でサプライズエンディング

学園祭の最終日。文化部も運動部も一丸となって大盛況だったが、最後のイベント「エンディングセレモニー」でちょっとした問題が発生した。予定されていたパフォーマンスが急遽キャンセルになり、生徒会は困り果てていた。

「最後の締めが何もないなんて、みんながっかりしちゃうよ…」

生徒会のリーダーである高橋さんは頭を抱えながら、どうすれば盛り上がるエンディングになるかを悩んでいた。その時、舞台袖で掃除をしていた清掃員の長内さんを見つけた高橋さんは、思わず声をかけた。

「長内さん！こんなときこそ、助けてください！」

事情を聞いた長内さんは、ニヤリと笑いながら答えた。

「なるほど、学園祭の締めがなくなったか。だったら、俺の大喜利で最高のエンディングを作ってやる！みんなでアイデアを出し合って、忘れられないフィナーレにしようじゃないか！」

第一ラウンド：「エンディングにふさわしいサプライズは？」

ひとりの生徒が手を挙げて提案した。

「全員でステージに上がって、“即興コント大会”をやる！お題は『学園祭の裏話』とか！」

長内さんは「それは楽しいな！みんなが笑いながら振り返られるエンディングなんて最高だ！」と答え、生徒たちは「それ、やってみたい！」と盛り上がった。

次の生徒が発言。

「生徒会全員で“ダンスパフォーマンス”をやる！曲はみんなが知ってるポップな曲で！」

長内さんは目を輝かせて、「おお、それは意外性があるな！普段真面目な生徒会がダンスをするなんて、みんな驚くだろう！」と返し、生徒たちは「それもいい！」と楽しそうだった。

さらに別の生徒が提案。

「最後に、校長先生に“学園祭の感想”を歌で披露してもらう！」

長内さんは大笑いし、「それは斬新だな！校長先生の即興ソングなんて、伝説になるぞ！」と応じ、生徒たちは「それ実現したら面白すぎる！」と大爆笑。

第二ラウンド：「学園祭の締めにふさわしいセリフは？」

次は、エンディングで生徒会が言うセリフを大喜利で考えることに。

ひとりの生徒が即座に答えた。

「『これで終わり？いえ、これが始まり！』って締める！」

長内さんは「おお、それはドラマチックだな！学園祭の余韻を楽しめる名セリフだ！」と返し、生徒たちは「かっこいい！」と拍手。

別の生徒が発言。

「『来年の学園祭は、君たちの出番だ！』って次の学年にバトンを渡す！」

長内さんはうなずきながら、「いいね！未来への期待を込めたメッセージは感動を呼ぶぞ！」と答え、生徒たちは「それ採用しよう！」と賛成。

さらに、ある生徒が笑いながら提案。

「『お疲れさまでした！次はみんなで片付け大会だ！』って言う！」

長内さんは爆笑し、「それは現実的すぎるけど面白いな！最後のオチとして完璧だ！」と返し、生徒たちは「それもウケそう！」と笑った。

完成したプラン

生徒会全員でのダンスパフォーマンスからスタートし、その後、即興コント大会で学園祭の裏話を披露。最後に生徒会リーダーが「これで終わり？いえ、これが始まり！」というセリフで締めるという流れが決まった。

さらに、校長先生には「即興で学園祭の感想を歌う」というサプライズもお願いすることに。最初は戸惑っていた校長先生も、生徒たちの熱意に押されて承諾した。

エンディングセレモニー

当日、エンディングセレモニーが始まると、生徒会のダンスパフォーマンスに観客が大歓声を上げた。続く即興コント大会では、生徒たちが「実は裏でこんなハプニングがありました！」と暴露し、会場中が笑いに包まれた。

そして、校長先生の即興ソング。意外にも力強い歌声で「学園祭最高！来年も楽しみ！」と感想を披露し、生徒たちと先生たちの心を掴んだ。

最後に、生徒会リーダーが「これで終わり？いえ、これが始まり！」と締めくくると、大きな拍手と歓声が響き渡った。

後日談

学園祭のエンディングセレモニーは伝説となり、翌日の学校中でその話題が絶えなかった。生徒たちは長内さんにお礼を言いに来た。

「長内さん、本当にありがとうございます！こんなに盛り上がるエンディングができたのは、長内さんのおかげです！」

長内さんは微笑みながら答えた。

「みんなが楽しんでくれたなら、それが一番だ。笑いの力でどんな困難も乗り越えられるんだよ。また次の学園祭も期待してるぞ！」

こうして、学園祭の最後を飾るエンディングセレモニーも長内さんの大喜利で大成功を収め、生徒たちは笑顔で最高の思い出を胸に刻んだのだった。