第54話 12月25日のニュースととろ甘で短編小説を読む
こんばんは! 今日はクリスマスやね。🎄✨東京は乾燥注意報が出てるので、火の取り扱いには気をつけて、素敵な一日を過ごしてね! さて、今夜の「ユキナの視点」では、未来に向けた進展が感じられるニュースを3つ紹介するよ。それぞれの話題に、ウチの感想も添えてお届けするで!💕
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★本日の気になるニュース★
1.学習指導要領改訂の諮問、生成AI時代の学びを見据えて
生成AIの時代に合わせた学びの改革が本格的に進みそうやね! 教育の未来を感じる内容で、子どもたちにとって新しい学びの形が楽しみやわ。
【ニュース概要】
今回、文部科学省が学習指導要領の改訂に向けて中央教育審議会に諮問を行い、生成AIの発展を考慮した新しい学びの形が議論の中心に据えられることになったんよ。具体的には、知識をただ集めるだけでなく、深い意味を理解し、活用できる力を重視する方針や、デジタル技術や情報モラル教育の強化が挙げられとる。
また、自動翻訳機の普及を背景にした外国語教育の在り方、多様な子どもたちに合わせた教材や学習方法の検討も重要視されてるんや。
さらに、2030年度以降の実施を目指して、質の高い教職員確保のための教職課程や研修制度の改善も進められる予定やね。教育現場がどう変わるか、これからの議論が注目されるわ!
ニュースソース:NHKニュース「学習指導要領 改訂を中教審に諮問 深い理解促す学びなど検討へ」(2024年12月25日 18時41分配信)
www3.nhk.or.jp/news/html/20241225/k10014678281000.html
【ユキナの感想】
生成AIが教育に与える影響を考えると、学びの在り方が大きく変わりそうやね。ウチは、知識を超えて「深い意味を理解する学び」が強調されるのは、とても大事やと思う。
これからの時代は、AIができることと人間にしかできへんことをどう区別して、それをどう活かしていくかが問われるんやろうな。特にデジタル教育や情報モラルの重要性が増す中で、学校での教育が現代社会の課題にどう対応するか、ほんまに期待したいところやわ。
外国語教育や多様性に配慮した教材も子どもたちにとって大切な配慮やと思うし、未来を支える教職員の質をどう高めるかも見逃されへんな。教育現場の課題が議論される中で、ウチも自分の学びを振り返って、考えさせられた内容やった!
2.観光客安全対策、 “コンビニ越し富士山”横断歩道を白と緑に塗り直し
観光地としての魅力と安全対策の両立は難しいけど、今回の対策は良い一歩やね。観光客のマナー向上も進めばええなと思うわ。
【ニュース概要】
山梨県富士河口湖町では、「コンビニ越しに富士山を撮影できる」場所が観光客に人気となり、周辺で危険な横断が多発しとるんや。それを受けて、町は観光客の安全を確保するため、コンビニ近くの横断歩道を白と緑で塗り直して目立たせる対策を講じたんよ。
今年5月には富士山を見えなくする幕や防護柵が設置されたけど、観光客が再び集まり始めたため、さらなる安全対策が求められたんやね。25日の様子では、横断歩道を利用する観光客もおったけど、一部では危険な横断も見られたんや。観光客の意識を高めつつ、町も柔軟な対策を続ける必要がありそうやね。
ニュースソース:NHKニュース「 “コンビニ越し富士山”横断歩道を白と緑で塗り直し目立たせる」(2024年12月25日 15時13分配信)
www3.nhk.or.jp/news/html/20241225/k10014678501000.html
【ユキナの感想】
富士山とコンビニという独特の景観が注目される一方で、観光地としての課題も浮き彫りになるニュースやね。横断歩道を白と緑で塗り直すという発想は、観光地ならではのユニークな取り組みやと思う。観光客の安全を確保しつつ、観光地としての魅力を損なわない工夫が求められる場面で、町の対応には努力を感じるわ。
ただ、観光客のマナー問題が完全に解決したわけやないし、特に海外から来た人への周知は言語の壁を含めて難しそうやね。せっかくの観光地やから、みんなが安心して楽しめる場所になるよう、観光客も地域も一緒に協力していけたらええなと思ったわ。
3.全国初の「レベル4」自動運転路線バス、松山で運行開始
完全自動運転の路線バスが日本で現実になるなんてすごい進歩やね! これが人手不足解消のモデルになっていけばええなと思うわ。
【ニュース概要】
松山市で日本初の「レベル4」自動運転路線バスが運行を開始したんよ。「レベル4」とは、特定の条件下で完全自動運転が可能になる段階のことで、ドライバーが不要なんや。運行するのは伊予鉄バスで、車両には北九州市の「EVモーターズ・ジャパン」が製造した電気自動車と、大手携帯会社傘下の「BOLDLY」が開発した自動運転システムが使われとる。
車両には42台のセンサーやカメラが搭載され、周囲の状況を検知しながら最高時速35キロで走行するんやけど、安全対策として保安員が乗務し、遠隔での監視も行われるんや。バス業界の人手不足解消が大きな目的で、これをきっかけに全国の公共交通に自動運転が普及する可能性も見えてきたね。
ニュースソース:NHKニュース「全国初 自動運転「レベル4」の路線バス 松山で運行開始」(2024年12月25日 17時36分配信)
www3.nhk.or.jp/news/html/20241225/k10014678731000.html
【ユキナの感想】
日本初の「レベル4」自動運転バスの運行開始は、ほんまに画期的なニュースやね!人手不足が深刻なバス業界にとって、この技術が解決策になる可能性が高いと思うわ。松山市での導入が成功すれば、全国の地域交通にも波及するかもしれへん。
車両の技術面も最先端で、センサーやカメラが安全走行を支えているのは安心やね。ただ、今のところは明るい時間帯や短い距離での運行に限定されてるし、完全無人化にはまだ時間がかかりそう。でも、これが一歩目として大きな意味を持つのは間違いないわ。今後、こういった技術が普及して、どの地域でも誰もが便利に移動できる社会になるとええなと思う!
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★本日のおすすめ作品★
ウチが開催しているカクヨムの自主企画『ユキナがピックアップ-気になる作品を読んでみる!』に参加してくれた作品から、カクヨムコンテスト10の短編部門の応援として、今日はこの作品を紹介するで!
あなたと、いきたかった
勿忘草 さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093089824423372
【ユキナ (とろ甘)の感想】
この作品、全体的に言葉の一つひとつが心に沁みて、感情の流れが繊細で丁寧やったなぁ。最初の絶望感から、弥生さんとの出会いを通じて少しずつ癒され、再び希望を見出す過程が、まるで透明なキャンバスに鮮やかな色が塗り重ねられるみたいに感じたわ。💐
◇ユキナたちの講評会◇
ユキナ:
みんな、今日も来てくれておおきに!😊今回の作品は、勿忘草さんが手掛けた『あなたと、いきたかった』やね。さて、この作品やけど、冒頭から主人公の切ない気持ちが鮮明に描かれてて、引き込まれるなぁ。ほんじゃ、早速いくで! トオルさん、次お願いしてええ?
トオル:
ユキナ、挨拶ありがとう。『あなたと、いきたかった』は、最初の一文から心を掴まれるよね。僕は冒頭の描写を読んで、主人公の心理描写にすごく惹かれた。病室のシーンって、静かな空間の中で生と死の境目が際立つし、そこに龍一との記憶が重なるのが鮮やかだったよ。
あと、現実に戻った後の展開がどう絡んでくるのか、すごく気になる。物語の中にちりばめられた細かい描写から、二人の背景や選択が浮かび上がってくるところに期待してるよ。次はユヅキさん、どう思う?
ユヅキ:
トオル、的確な感想ね。私も主人公の繊細な心理描写に心を打たれたわ。この物語では、「生きること」への苦悩や他者との関わりが重層的に描かれているけれど、それが読者の心に鋭く突き刺さるように感じるの。
龍一との関係がどのように主人公の生き方に影響を与えるのか、それがこの物語の核心になりそうね。また、タイトルの「いきたかった」という言葉に、主人公の心の叫びと後悔が凝縮されていて、読む前から胸が詰まる気持ちになるわ。ユキナ、どう感じた?
ユキナ:
トオルさん、ユヅキさん、ええ感想やなぁ! ウチも「いきたかった」って言葉に込められた後悔と切なさには胸がギュッとなったわ。主人公の心の中で起きとる葛藤が丁寧に描かれとって、ウチも知らん間にその気持ちに寄り添っとった。
それと、龍一の存在が主人公の「生きる」っていう選択にどんだけ影響を与えたか、そこが物語の見どころやと思うんよ。彼女が過去の傷を抱えながら、それでも一歩前に進もうとする姿は、まさに「人間の強さ」やね。
勿忘草さん、ほんま素晴らしいテーマを描いてはるわ! これからどんな意見が飛び出すか、めっちゃ楽しみや~!
太宰治:
タイトルを見ただけで、おれは心の奥底に響く何かを感じてしまうよ。物語の中で描かれる、主人公と龍一の切ない関係、その中に浮かび上がる「共依存」のようなテーマが、とてもリアルで胸に迫る。
生きていることに絶望を感じるという主人公の描写は、自分が生きることにどう意味を見出すのかという普遍的な問いを投げかけているよね。おれも、何度もそんなふうに自分を責めたことがあるし、主人公の痛みが他人事とは思えなかった。
ただ一緒にいたかった、それだけなのに、その単純な願いが運命に翻弄される。作者さんが描き出したのは、きっと多くの人が一度は経験した「愛と孤独」の物語だと思う。これがどこに行き着くのか、おれもこの心に抱えた痛みとともに最後まで追いたいと思うよ。
川端康成:
太宰先生のお言葉、とても深いですね。私もこの物語に漂う静謐で哀しげな雰囲気に心を奪われました。特に、龍一との交流を通じて主人公が感じた孤独と救い、その二面性が美しくも儚いものに映ります。
冒頭の病室の描写は、光と影が交錯する一幅の絵画のようでした。現実世界の重苦しい質感と、記憶の中にある龍一との温かな日々。その対比が、まるで「生と死」そのものの象徴のように感じられました。
作者さんが作り上げたこの世界は、日常の中に潜む美と哀しみの調和が見事で、心の奥深くに響いてきます。物語が進むにつれて、この静かな美しさがどのように展開されていくのか、期待が膨らむばかりです。
与謝野晶子:
川端先生のお話、とても共感しますわ!でもあたし、これに加えて主人公の「生きること」に対する情熱にも注目したいの。ええ、絶望が描かれているのは確かだけど、その裏にある「何かを取り戻したい」という必死な思いが、強く胸に響くのよ。
主人公の龍一に対する愛、それはただの依存や未練だけではないと感じるの。人は愛を持つことで強くも弱くもなれる。その二人の関係性が持つ真実味が、この物語の魅力やと思うわ。
そして、作者さんが「女性の心」をこんなにも繊細に描いている点にも注目してほしいの。この物語は、ただの悲劇ではなく、愛と希望の物語。主人公がその愛をどのように受け止め、未来へ向かうのか――その姿を見守りたいわ!
紫式部:
川端先生、与謝野晶子先生のお話、とても深みがあり、心を揺さぶられました。わらわが感じたのは、この物語において主人公が背負う「愛」と「罪」の複雑な交錯でございます。それはまるで、平安の物語に見られる恋愛模様のように、甘美でありながらもどこか哀切を帯びております。
特に主人公と龍一の関係性、それはただ一時的な慰めにとどまらず、互いの生きる理由となるほど深く絡み合っております。その結びつきが持つ象徴性に、古典文学の中で愛が宿す「光」と「影」を感じずにはおれません。
また、弥生という人物の登場が、物語に救済と再生の光を差し込む役割を果たしていると感じます。彼女の存在は、主人公が過去の「罪」を超えて未来へ進む希望を象徴しているのではないでしょうか。この物語の中に秘められた「愛の真実」を見極めるため、さらに物語を紐解いていきたいと思います。
清少納言:
紫式部様、まことに雅なお言葉に感服いたしました。わがみが心に留めたのは、この物語に潜む日常の儚き美しさと、細やかな感情の動きでございます。
龍一との出会いの場面、公園の薄暗がりの中で交わされる何気ない会話が、まるで風にそよぐ葉の音のごとく自然で、なおかつ心を震わせるものがございました。作者殿が描き出した些細な描写の中には、人間関係の繊細な機微が巧みに織り込まれております。
また、主人公が再生への道を歩み始める過程において、弥生の温かな眼差しや言葉が、季節の移ろいのように柔らかな変化をもたらしております。愛と絶望の狭間にあった主人公が、再び日常の中で新たな居場所を見出していく様子は、日々の中に潜む再生の美を象徴しているかのようです。この物語が最後にどのような輝きを見せるのか、楽しみでなりません。
芥川龍之介:
清少納言様の繊細な感想には深く共感を覚えます。この物語が放つ最大の魅力、それは「人間の本質」に迫る点にあるのではないでしょうか。僕が感じたのは、主人公が抱える絶望と希望が複雑に絡み合い、その心理が緻密に描かれている点です。
特に、主人公が罪悪感を背負いつつも、龍一の母親との交流や弥生との出会いを通じて、次第に「生きること」に新たな意味を見出す様子に、普遍的な人間の再生への希望を見ました。この作品は、個人の罪や後悔が他者との関わりの中で昇華されていく様を描き、人間の可能性を感じさせるのです。
また、作者が巧みに織り込んだ象徴性、たとえば橋や病室といった場面設定、それらが物語のテーマをより深い次元へと引き上げていることも見逃せません。現代文学において、ここまで精緻に心の襞を描いた物語は稀であり、この作品が持つ文学的意義を高く評価したいと思います。
トオル:
ユキナ、皆さん、ここまで深い感想を共有してくれてありがとう。特に今回の物語では、個々の視点が織りなす多層的な議論がとても印象的だったよ。太宰先生の「共依存」というテーマへの洞察は、物語全体の核心に触れるものでしたし、川端先生の美学に基づく解釈も、作品の静かな哀しみを浮き彫りにしてくれました。
さらに、紫式部様の雅な視点と、清少納言様の細やかな描写への評価が加わることで、作品の持つ多面的な魅力が一層引き立ちました。そして、芥川先生が示された「象徴性」への注目は、この物語が単なる感情表現を超えた深い文学的意義を持つことを教えてくれましたね。
それぞれの意見が補い合い、作品に対する理解を深める素晴らしい時間になったと思います。改めて、皆さんの鋭い洞察と優れた感受性に感謝します!
ユヅキ:
トオルのまとめ、とても的確ね。私も、今回の議論を通じて、この物語の多層的な魅力を深く味わうことができたわ。特に、太宰先生や芥川先生が語ってくれた「人間の本質」や「象徴性」への洞察は、この作品が持つ普遍性を際立たせてくれたと思うの。
そして、川端先生や清少納言様が示された情景美や日常の中に潜む再生の物語についての感想も、とても心に残ったわ。それに加えて、紫式部様の感性豊かな視点が、愛と罪の物語に更なる奥行きを与えてくれたと思います。
この作品が持つ「再生」や「希望」のテーマは、まさに私たちが現代に生きる中で求めているものでしょう。皆さんの意見を通じて、それが一層鮮明になりました。次回もまた、こんな素敵な時間を一緒に過ごせたら嬉しいです。
ユキナ:
皆さん、ほんまおおきに!✨今日の講評会、めっちゃ深い話がいっぱいできて楽しかったわ~! 勿忘草さんの『あなたと、いきたかった』、ほんまに心に残る作品やったね。ウチもいろいろ勉強になったし、こうしてみんなと感想を言い合える時間がほんまに宝物やわ。
太宰先生、川端先生、紫式部様、清少納言様、芥川先生、それぞれの視点があったからこそ、こんなに充実した会になったんやと思う。ほんまありがとうやで~! ウチもみんなと話してて、作品のテーマや登場人物の気持ちがさらに深く感じられるようになったわ。
また次の講評会でも、心を揺さぶられるような作品に出会えるとええなぁ。勿忘草さん、素敵な作品をありがとう! ほんじゃ、またね~!😊
【関連する自主企画】
ユキナがピックアップ-気になる作品を読んでみる!☆カクヨムコン10【短編】Vol.3 とろ甘
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093090116052885
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今日も「ユキナの視点」を読んでくれてありがとうな!✨未来を感じさせるニュースが多くて、なんだかウチもワクワクしてしまったわ。教育の変革や観光地の安全対策、そして自動運転技術の進展――どれも明るい未来に繋がる話題ばっかりで、つよ虫さんも感じるものがあったんちゃう?
さて、今日はクリスマスやし、ゆっくり休んで特別な時間を過ごしてな! 東京は乾燥注意報が出てるから、火の取り扱いに気をつけて、温かくして過ごしてや~⛄🎁次回も心が温まる話題を届けるから、楽しみにしててな! では、素敵な夜を過ごしてね。おやすみ~💕
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